第2四半期のGDP成長率は前年同期比1.7%、3期連続のプラス

(モザンビーク)

マプト発

2026年09月14日

モザンビーク統計局(INE)は8月27日、2026年第2四半期の実質GDP統計報告書を公開した(注)。第2四半期の前年同期比の実質GDP成長率は1.7%だった。2025年第4四半期(前年同期比5.1%)、2026年第1四半期(同0.1%)に続き、3期連続でプラスとなった。モザンビークでは2024年10月の大統領・国会議員選挙後の政情不安による経済的ダメージ(2025年3月17日記事参照)が後を引き、2025年第3四半期まで前年同期比でマイナス成長が続いていたが、第4四半期以降は回復傾向が続いている。

2026年第2四半期の経済成長は、第三次産業の好調が主要因となっており、ホテル・レストラン業の成長率が14.5%、金融サービス業が4.2%だった。また、第一次産業の成長率も1.8%となった。一方、第二次産業は6.0%のマイナス成長だった。内訳をみると、電気・ガス産業が7.1%成長したのに対し、製造業のマイナス11.2%が第二次産業の減速につながった。この背景には、モザンビーク最大のアルミニウム精錬企業モザールがアルミニウム製造を停止したことがあるとみられる。同社はアルミニウム製造に必要な電力を、採算に合うコストで調達することが困難となった(2025年12月24日記事参照)ため、2026年3月15日にアルミニウム製造を停止した。

2026年通年の実質GDP成長率は低調なものにとどまる見込みだ。モザンビーク政府は7月、2026年1月にモザンビーク南部・中部で発生した豪雨・洪水(2026年1月23日記事参照)による人的・経済的損失から、2026年の実質GDP成長率予測を当初の2.8%から0.59%に下方修正した。モザンビーク閣僚評議会は一連の水害により約72万人に被害が生じ、インフラ、経済復興に約16億ドルが必要としている。

(注)実質GDP値は2019年を基準年として算出。

(松永篤)

(モザンビーク)

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