トランプ米大統領の純支持率は無党派層の支持が回復し改善、世論調査
(米国)
調査部米州課
2026年08月26日
英国経済誌「エコノミスト」と調査会社ユーガブは8月25日、トランプ政権などに関する世論調査結果(注1)を発表
した。ドナルド・トランプ大統領の支持率は36%、不支持率は57%で、純支持率(支持率と不支持率との差)はマイナス21ポイントと、前週(マイナス26ポイント、2026年8月19日記事参照)から改善した。無党派層の純支持率がマイナス38ポイントと、前週(マイナス53ポイント)から大幅に回復したことが、大きな要因となっている。
11月の中間選挙での投票を想定した問いでは、民主党候補が46%と共和党候補(40%)を6ポイント上回った。前週の7ポイント差からやや縮まったものの、必ず投票するという回答者に限れば、民主党候補が52%と共和党候補(40%)を12ポイント上回った。
2028年大統領選挙の直接対決では、民主党ブティジェッジ氏が最も好結果に
米国マサチューセッツ州ボストンのエマーソン大学が8月中旬に実施した世論調査
(注2)によれば、2028年大統領選挙の民主党、共和党の有望候補同士の直接対戦を想定した問いで、民主党のピート・ブティジェッジ前運輸長官が、共和党のJ.D.バンス副大統領、マルコ・ルビオ国務長官に対して、いずれも5ポイント上回る結果となった。ジョン・オソフ連邦上院議員(民主党、ジョージア州)、ギャビン・ニューサム・カリフォルニア州知事もバンス氏を5ポイントリードし、ルビオ氏をわずかに上回った(注3)。詳細は次のとおり。
- ブティジェッジ氏:対バンス氏(49%、44%)、対ルビオ氏(49%、44%)
- オソフ氏:対バンス氏(49%、44%)、対ルビオ氏(47%、44%)
- ニューサム氏:対バンス氏(49%、44%)、対ルビオ氏(48%、46%)
同大学世論調査のエグゼクティブディレクターのスペンサー・キンボール氏は、「民主党支持者の46%は民主社会主義者(DSA、注4)を支持する。一方、DSAを支持しない層は30%、どちらとも言えない層は25%だった。この傾向は若年層に顕著で、50歳未満の民主党支持者では53%がDSAを支持しているのに対し、50歳以上の支持率は37%にとどまる」と述べた。
(注1)実施時期は2026年8月21~24日。対象者は全米の成人1,536人。
(注2)実施時期は2026年8月16~17日。対象者は全米の投票予定者1,000人。
(注3)カマラ・ハリス前副大統領は、対バンス氏(49%、45%)、対ルビオ氏(43%、48%)、アレクサンドリア・オカシオ・コルテス連邦下院議員は、対バンス氏(44%、46%)、対ルビオ氏(43%、48%)だった。
(注4)民主主義のルールを守りながら、資本主義の行き過ぎた格差や貧困を是正しようとする政治思想を持つ人々。ニューヨーク市長のゾーラン・マムダニ氏(民主党)やミシガン州の連邦上院選挙の民主党予備選で勝利したアブドゥル・エルサイード氏(2026年8月6日記事参照)などが代表例。
(松岡智恵子)
(米国)
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