米中間選挙の投票予定、民主党がリードをさらに広げる、世論調査

(米国)

調査部米州課

2026年08月19日

英国経済誌「エコノミスト」と英国調査会社ユーガブは8月18日、2026年11月の米国中間選挙などに関する世論調査の結果(注1)を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。中間選挙での想定投票先を尋ねた問いでは、民主党候補が46%と共和党候補(39%)を7ポイント上回り、前々週の4ポイント差、前週の6ポイント差(2026年8月13日記事参照)からさらに差を広げた。投票に対して「極めて意欲的」な有権者(全体の34%)に限れば、民主党候補への投票想定が60%と共和党候補(37%)を23ポイント上回った。

ドナルド・トランプ大統領の支持率は35%、不支持率は61%で、純支持率(支持率と不支持率との差)はマイナス26ポイントと、前週に記録した最低値(マイナス29ポイント)からやや持ち直した。ただし、トランプ氏就任時からは下落傾向が続いている。

共和党支持者で「MAGA」(熱狂的なトランプ氏支持者)の純支持率はプラス90ポイントだが、非MAGAではプラス19ポイントと乖離が生じている。無党派層(支持21%、不支持74%)と民主党支持者(支持4%、不支持93%)では、不支持が多数を占めている。

また、イラン紛争が「誤った決定」だったとする割合は57%と、4月中旬(51%)から6ポイント上昇した。イラン紛争を終結させるための「合意」について、「可能な限り早期に締結すべき」と回答した割合は65%、「そうすべきでない」は15%、「わからない」は20%だった。

トランプ大統領支持率33%で最低値の調査も

英通信社ロイターとフランス調査会社イプソスが8月中旬に実施した世論調査(注2)では、トランプ氏の支持率は33%と第2次政権で最低値になり、第1次政権の最低水準(2017年12月)と並んだ。

イラン紛争の見通しについては、「長期に継続すると」回答した割合は80%、「数週間で終結する」は16%だった。

米メディアCNN(8月18日)によれば、トランプ氏は、中間選挙が議会や知事を対象にしたものであり、自身が投票の対象にならないことから、選挙運動の必要性に疑問を呈しているとされている。イラン紛争が有権者心理に及ぼす影響(ガソリン価格高騰など)を懸念する共和党候補に対して、「必ずしも協力的な姿勢をとってきたわけではない」ともされてきたが、中間選挙の共和党候補を支援するために自身の政治活動委員会(PAC)から数百万ドルを拠出することは承認している。

(注1)実施時期は2026年8月14~17日。対象者は全米の成人1,611人。

(注2)実施時期は2026年8月14~17日。対象者は全米の成人1,166人。

(松岡智恵子)

(米国)

ビジネス短信 e48e4ddab69fa47e