インドAP州で新たな空港が開港、沿岸経済回廊の形成目指す
(インド)
チェンナイ発
2026年08月06日
インド南部アンドラ・プラデシュ(AP)州ビシャカパトナム(以下、バイザッグ)で8月1日、アルーリ・シタラマ・ラジュー国際空港(ボガプラム空港)が開港した。インド海軍の司令部が置かれているバイザッグでは、これまで市街地に近い空港を軍民共用で利用していたが、近年は空域混雑の増大が課題となっていた。新空港の開港により、旅客便は8月17日から新空港へ移管される。
同空港は2,200エーカー(約8.9平方キロメートル)以上の敷地があり、長さ3,800メートルの滑走路を備えるほか、約5,000平方メートル規模の貨物ターミナルが整備中で、9月までに稼働を開始する予定となっている(「ヒンドゥー」紙5月28日)。これ以外にも、空港近隣に500エーカーの航空ハブを建設するほか、航空・宇宙・防衛に関する人材育成のための統合教育施設「エデュシティ」を開設し、大学を誘致するプロジェクトなどが計画されている。新空港とバイザッグ市街間では沿岸アクセス道路の整備も進められており、古くからの商業港であるビシャカパトナム港などの港湾と連結させて、バイザッグを陸海空の人流・物流の一大拠点にすることを目指す。
開港式に出席したナレンドラ・モディ首相は、「われわれの最終目標は、バイザッグをアジアで最も有名な経済拠点にすることだ」と述べ、AP州に新たな港湾を2つ建設する計画に触れつつ、「この地域全体を沿岸経済回廊として発展させる」と強調した。近年、ITやデータセンター(2026年5月1日記事参照)、製薬(2026年3月27日記事参照)などの投資を集めるバイザッグが、新空港をさらなる発展の起爆剤にできるか注目される。
(田村健)
(インド)
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