CGセミ、GJ州サナンドで半導体後工程工場の商業生産を開始

(インド)

アーメダバード発

2026年07月10日

インド地場のCGセミは74日、グジャラート(GJ)州アーメダバード近郊のサナンドで半導体製造の後工程にあたる組立・テスト(OSAT)工場の商業生産開始を発表した。開所式にはインドのナレンドラ・モディ首相をはじめ、アシュウィニ・バイシュナウ電子・情報技術相やブペンドラ・パテルGJ州首相らが参加した。

同社は5年間で7,600億ルピー(約12,920億円、1ルピー=約1.7円)以上を投資し、第1工場(G1)と第2工場(G2)の2つの施設を設ける。今回商業生産を開始したG1は、20258月にパイロット生産を開始しており(2025年9月3日記事参照)、1日当たり50万ユニットの生産能力を有する。現在建設中のG2は、より大規模な量産工場で、1日当たり1,450万ユニットの生産能力を有する。将来的には両工場を合わせて年間50億ユニットの生産を目指しており、本格的な量産開始への移行が進んでいる。

CGセミには、日本のルネサスエレクトロニクスが出資や技術提携を行っている。G1で製造・パッケージングされる半導体は、インド国内だけでなく、日本、米国、欧州など海外市場にも供給される。開所式では、ルネサス向けの初回出荷も発表された。

なお、CGセミは外部からの人材登用だけでなく、インド国内における半導体人材の育成にも注力している。その一例として、開所式では、地方など出身の女性人材の採用が紹介された。同社は政府系職業訓練校(ITI)を卒業したものの、海外や国内の大都市を訪れた経験がない人材に対し、マレーシアでの実地研修の機会を提供した。

写真 開所式の様子(ジェトロ撮影)

開所式の様子(ジェトロ撮影)

モディ首相は開所式で、インド国内における半導体クラスター形成の重要性を強調した。米国のシリコンバレー、台湾の新竹サイエンスパーク、日本の筑波研究学園都市を例に挙げながら、サナンドがインド半導体エコシステムの中核拠点として発展しつつあるとの期待を示した。サナンドではマイクロン、ケインズ、CGセミの3社が半導体関連施設を立ち上げ、生産を開始し、インド政府は一連の動きを「半導体のハットトリック」と表現している。

(林田勇太)

(インド)

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