ブラジルのEVEが米フロリダ州運輸局と提携、次世代エアモビリティーの商業運航に向け環境を整備
(米国、ブラジル)
アトランタ発
2026年07月24日
ブラジル大手航空機メーカー、エンブラエルのグループ会社であるイブ・エア・モビリティー(EVE)は7月22日、フロリダ州運輸局(FDOT)が開発・運営する研究開発施設「サントラックス・エアー(SunTrax Air)」における次世代エアモビリティー(AAM)分野の取り組みを推進するため、FDOTとの提携を発表
した。
今回の提携により、EVEとFDOTは、フロリダ州におけるAAMの社会実装に向けた検証を進める。EVEは電動垂直離着陸機(eVTOL)の機体開発や運航ノウハウに関する知見を提供し、FDOTはサントラックス・エアーの研究・試験環境の提供を行う予定だ。
FDOTが運営する研究開発施設「サントラックス」は、フロリダ州中央部のオーバーンデールに位置する。775エーカー(約314万平方メートル)の敷地内には「サントラックス・グラウンド」と「サントラックス・エアー」が併設されている。1つのキャンパス内で陸上輸送と航空輸送の試験を統合して実施できることが特徴で、次世代航空、自動運転車、コネクテッドカー、関連インフラに関わる技術開発を安全な環境下で同時に進められる。
AAM分野では、米国連邦航空局(FAA)によるeVTOL統合実証プログラム(eIPP)やオクラホマ州の試験施設「V-PAR」の整備など、実証運航や試験環境の構築が全米で進んでいる(2026年3月19日記事、6月29日記事参照)。こうした中、フロリダ州はサントラックス・エアーを同州のAAM研究開発拠点として活用し、実証環境の整備を進めている。今回の提携は、eVTOLの商業運航に向けた運航モデルやインフラ整備の検証を通じ、同州がAAM分野における全米有数の先進拠点としての地位確立を目指す取り組みの一環とみられる。
(檀野浩規)
(米国、ブラジル)
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