米国食品展示会「IDDBAショー2026」開催、中食商品や機能性食品に関心集まる

(米国、日本、フランス)

サンフランシスコ発

2026年07月07日

国際乳製品・デリ・ベーカリー協会(IDDBA)は679日、米国フロリダ州オーランドで食品展示会「IDDBAショー2026」を開催した。IDDBAによると、出展者数は過去最高の1,019社、来場者数は11,000人超に達した。

来場したバイヤーは、ウォルマートやコストコなどのナショナルチェーンに加え、パブリックス、アルバートソンズ、エイチ・イー・ビーなどの地域大手スーパーマーケットチェーン、ユニファイなどの卸売事業者、コンパス・グループなどのフードサービス、さらにセブン‐イレブン、サークルK、アマゾンなど、小売りから中間流通、フードサービスまで幅広い業種から集まった。

写真 会場入り口および会場内の様子(ともにジェトロ撮影)

会場入り口および会場内の様子(ともにジェトロ撮影)

オープニングセッションでは、インフレを背景に外食を控える動きがある中、便利でおいしい中食商品の需要が高まっていることや、GLP-1薬(肥満・糖尿病治療薬)の普及により消費者行動に変化が生じていることが指摘された(2026年6月18地域分析レポート参照)。展示会場でも、こうした動向に対応したRTE商品や食物繊維を配合した商品の提案が見られた。

写真 短い調理時間で食べられる総菜(左)や食物繊維入りのピタチップス(右)などが紹介された(ともにジェトロ撮影)

短い調理時間で食べられる総菜(左)や食物繊維入りのピタチップス(右)などが紹介された(ともにジェトロ撮影)

また、日本食の出展も見られ、スーパーマーケット内で寿司(すし)コーナーを運営する企業が出展したほか、フランスの大手製パンメーカーのラ・フルネ・ドレ(La Fournée Dorée)は日本風の食パンを紹介した。同社米国法人のセールスマネジャーのバンサン・ド・サルトル氏は、「日本の食パン特有の食感が欧米市場で評価されていることから、商品開発を行っている」と述べた。

写真 (左)寿司の出展ブース、(右)日本風食パンの出展ブース(ともにジェトロ撮影)

(左)寿司の出展ブース、(右)日本風食パンの出展ブース(ともにジェトロ撮影)

このほか、ソリューション分野では、シェフAI(本社:サンフランシスコ)が店舗運営の省人化に対応するAI(人工知能)ロボットを紹介した。出展者からは、「来場者数は大規模展示会と比べて限定的だが、米国小売りでは部門ごとにバイヤーが分かれているため、対象部門の意思決定者が来場しており、商談効率が高い」との声が聞かれた(注)。次回は、2027年6月6~8日にジョージア州アトランタで開催される。

(注)IDDBAの発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによれば、小売業界からの参加者のうち81%が、バイヤーや意思決定者だったとしている。

(芦崎暢)

(米国、日本、フランス)

ビジネス短信 829b6f518610d85b