フジモリ次期大統領、当選証書授与式で投資誘致や経済成長を促す方針を表明
(ペルー)
リマ発
2026年07月17日
ペルー選挙審議会(JNE)は7月15日、リマ市内で大統領選挙の当選証書の授与式を開催した。JNEのロベルト・ブルネオ会長は、大統領選挙は35人の候補者で争われたことや、有権者に投票で選ばれた初めての女性大統領が誕生することに触れ、前例のない選挙だったと振り返った(2026年7月6日記事参照)。また、「ペルーの選挙で初めて日々の開票状況をウェブサイトで確認できる体制を取り、透明性のある選挙の実施に努めた」と話した。
当選証書を受け取ったケイコ・フジモリ次期大統領は、18分間にわたり演説を行った。大統領就任後は「政府の信頼回復に努め、政治の混乱で10年以上にわたり支援が後回しにされてきた人々、政府から忘れられてきた人々に寄り添い、国の発展、平和、国民のために貢献する」と述べた。これまで国内各地をまわる中で、インフラや医療、教育などのサービスが行き届いていないことに対する国民の不満を聞いてきた旨の説明を行った上で、「これがペルーの現状であり、無意味な政治的議論ではなく成果を出すことで国を変えなくてはならない」と選挙に挑んだ理由を説明した。
また、「私たちは停滞する政府と決別し、機能する政府に変える必要がある。国民を守り、寄り添い、機会を提供する政府を目指す」と決意を表明し、新政権の方針は投資を呼び込み、質の高い雇用を創出し、国の隅々まで経済成長を届けることだと説明した。
政府の信頼回復のため、「各省庁は目標達成のため働き、国民が評価する。官僚主義が喫緊の課題解決を妨げることがあってはならない。省庁の職員は男女問わず専門的な視点から決断でき、国民に奉仕することの意味を理解できる者でなくではならず、これまでのように政党関係者の就職先であってはならない」と訴えた。さらに、「全ての政党、地方自治体、企業関係者、学術機関が考え方の違いを互いに理解しながら、協力して国づくりに取り組む必要がある」と述べ、関係者に対し機動的な政府づくりと国の発展に協力を呼びかけた。
女性として初めて大統領に選出されたことについては、「誇りに感じている。全ての少女がどんな夢も『自分には大きすぎる』と感じなくてよい国をつくっていきたい」と語った。
(石田達也)
(ペルー)
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