リヤド航空、5都市に追加就航で航空券の販売対象を6路線に拡大
(サウジアラビア、アラブ首長国連邦、エジプト、スペイン、英国)
リヤド発
2026年06月11日
サウジアラビアの首都リヤドを拠点とする国営の新興航空会社リヤド航空は6月7日、近日中に新規就航する5路線について、一般向け航空券の販売開始を発表した。これにより、既に発表されている英国のロンドン線を含め、販売対象の路線は計6路線に拡大した。
今回の路線拡充は、同社向け仕様の機材「ボーイング787-9ドリームライナー」の受領に伴うもので、6月5日に初号機2機を受領し、6月7日に3機目も到着した。これにより運航体制の整備が進み、2030年までに世界100都市以上を結ぶとする目標に向けた取り組みが加速している。新規5路線は、いずれも最新鋭の787-9型機で運航し、リヤドを国際ネットワークの中核として、中東域内および欧州の主要経済・観光都市を結ぶ。これにより、商業・観光需要の取り込みに加え、欧州から中東、アジア、アフリカへの乗り継ぎ需要の獲得を見込む。
またリヤド航空は、既に発表したロンドン線について、機材受領の前倒しを受け、初便の運航を2026年7月1日(2026年5月22日記事参照)から6月10日に前倒しすると発表した。ロンドン線の航空券は既に販売されており、今回、販売が開始した次の5路線についても、公式アプリやウェブサイト、旅行代理店を通じて購入可能となる。
- リヤド~サウジアラビア・ジッダ(毎日):6月14日運航開始
- リヤド~アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイ(毎日):6月18日運航開始
- リヤド~エジプト・カイロ(毎日):6月25日運航開始
- リヤド~スペイン・マドリード(週3便):7月17日運航開始
- リヤド~英国・マンチェスター(週3便):7月23日運航開始
将来的に機材は、787-9型機を72機導入予定で、4クラス構成の客室や最新の機内エンターテインメント、ブルートゥース(Bluetooth)接続や高速通信機能などを備える。また、ロイヤルティープログラム「サフィール(Sfeer)」の創設メンバー募集も開始し、無料Wi-Fiやベストオファー保証などの特典を提供する。
リヤド航空のトニー・ダグラス最高経営責任者(CEO)は、「世界との接続強化に向けた重要な節目」と述べ、今後数週間でさらなる路線拡大を進める方針を示した。これらの取り組みは、サウジアラビアの国家改革戦略「ビジョン2030」に基づく航空・観光分野の成長促進にも資するものと位置付けられている。
(林憲忠)
(サウジアラビア、アラブ首長国連邦、エジプト、スペイン、英国)
ビジネス短信 d8b641f960c06232





閉じる