製造業の専門展示会「エキスポ・インドゥストリア2026」開催
(ペルー)
リマ発
2026年06月12日
製造業の専門展示会「エキスポ・インドゥストリア(Expo Industria)2026」が6月10日、首都のリマ市内で始まった。産業機械、工具、作業服・作業靴、包装資材、プラスチック製品などのほか、金融機関や港湾管理会社も出展していて12日まで開催される。
主催者のペルー工業協会(SNI)によるとブースは約270小間あり、このうち中南米諸国、米国、欧州を中心に約90小間が海外からの出展者だ。来場者は1万5,000人を見込む。2025年の開催時は約1億3,700万ドルの商談見込み額だったが今回は2割以上増えると予測されている。
開会式で、セサル・キスペ生産相は「ペルーの産業競争力向上と(インフォーマルではない)正規労働者の確保の鍵は製造業が握っている。製造業の経営基盤を強くすることが大切で、この展示会が製造業同士のみならず製造業と金融業が出会う場にもなることを期待する。生産省は各地方都市の企業を対象にイノベーション支援事業を始めた。政権が変わっても継続されるだろう」と述べた。現在大統領選挙の集計作業が進められており、現時点で結果は分からないが(2026年6月8日記事参照)、7月の新政権発足後の製造業向け施策の継続性を期待するかたちであいさつを終えた。
あいさつするキスペ生産相(ジェトロ撮影)
フェリペ・カジャオSNI会長は「国内外の市場開拓、企業投資、鉱業、教育、防衛産業など各テーマでペルーを前進させることが、われわれ製造業の責任だ。企業と技術の新たな出会いの場を創出する趣旨でこの展示会を開催する」とあいさつした。
主催団体のカジャオ会長(ジェトロ撮影)
食品や果実類などの容器を製造し日系食品メーカーにも資材を納入しているパモルサ(Pamolsa)の出展ブース担当者は、ジェトロに対し「中東情勢の影響などから全ての資材で値上げが続いている。厳しい状況だがペルー市場が堅調に推移しているため商談を進められる」と話す。5月にSNIが実施した製造業向けアンケートによると、これまでの12カ月間で製造コストが「上昇した」と回答した企業が全体の58%、「維持している」が35%、「減少した」が7%だった。また、上昇したと回答した企業に、上昇率を尋ねたところ「6~10%」が最も多く44%だった。次いで「11~20%」が22%、「5%以下」が21%だった。
にぎわう企業ブース(ジェトロ撮影)
スウェーデン・ブースの様子(ジェトロ撮影)
台湾相談ブースの様子(ジェトロ撮影)
(石田達也)
(ペルー)
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