ジェトロ、上海市で日本産酒類イベント第3回「Japan Sake Month」を開催
(中国、日本)
上海発
2026年06月15日
ジェトロは6月3日から、在上海日本総領事館、日本国税庁、日本酒造組合中央会と連携し、中国・上海市で日本産酒類などのPRや販路開拓を目的に、第3回「Japan Sake Month」を開催している。そのオープニングイベントとして、6月3~4日に「2026サケサミット(中文名:和酒峰会)」を開催した。会場は、交通アクセスの良い上海世貿商城展覧館に設置し、面積は2,000平方メートルを超えた。
ジェトロは、「Japan Sake Month」の一環として、6月3日から7月12日まで、一般消費者向けに日本産酒類の消費促進と認知度向上を目的に、上海市・北京市・成都市内の飲食店53店舗と連携したイベント「Sake Overflow(中文名:和酒満溢)」も開催している(注)。なお、「Japan Sake Month」は、関連団体によるイベントなどを含め7月末ごろまでの開催を予定している。
サミット開幕式の様子(ジェトロ撮影)
サミットには、初参加の酒蔵などを含め、過去最多の109社の日本産酒類・食品関係企業が参加した。出品された商品は、日本酒、焼酎、泡盛、梅酒、ウイスキー、ビール、リキュール、ワイン、ジンなどの酒類のほか、食品や飲料も含め1,400種類以上に上った。ブース出展に加え、受賞酒や限定酒など20社の新商品発表会を実施したほか、カクテルを調製するスペース、酒器PRコーナー、レストランPRコーナーも設けられた。会期中、中国全土から延べ1,450人以上のバイヤーが来場し、活発な商談が行われた。
商談の様子(左)、新商品発表会の様子(右)(ともにジェトロ撮影)
また、日本産酒類の活用方法への理解向上のため、日中の酒類業界を代表する専門家を招き、料理店やバー関係者向けのマスタークラスを実施した。中華料理や西洋料理とのペアリング、日本産酒類を活用したカクテル、テロワール(土地の個性)を生かした酒造り、焼酎の魅力など、飲食店におけるメニュー開発や提供・販売に生かせる内容をテーマに計7クラス実施し、延べ350人以上が参加した。
マスタークラスの様子(ジェトロ撮影)
出展者からは、「日本酒類を目的に来ているバイヤーが多く、他のイベントに比べて効果は大きく感じた。また、去年より会場のアクセスが良く、一定数の顧客の確保につながっていた」「上海市以外にも蘇州市、無錫市などからのバイヤーが多く、新たに飲食店の経営者と知り合い、今後の商流構築につながる機会となった。新商品の認知度向上にもつながった」「まだあまり知られていない自社商品を中国で宣伝することができて、中国市場での販路拡大へ自信につながった」などの声が寄せられた。
来場したバイヤーからも、「ペアリングのセミナーで基本的なロジックを十分に理解でき、大変勉強になった」「日本酒だけでなく、ウイスキー、ワインなども1つの会場に集まり、ワンストップで商談することができて、非常に有意義なイベントだった」といった感想が聞かれた。
(注)2025年も同様のイベントを開催した。詳細は2025年8月18日記事を参照。
(王志燕、陸幸)
(中国、日本)
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