エジプトで「日産マグナイト」の生産開始、アフリカ大陸で初

(エジプト、日本)

カイロ発

2026年06月12日

日産エジプトは68日、日産が日本国外で展開するコンパクトSUV(スポーツ用多目的車)「日産マグナイト」の生産を開始すると発表した。同社はこれまで「サニー」「セントラ」の乗用車2車種を100%出資の現地工場で組み立て生産してきたが、新車種生産に向けて4,500万ドルの追加投資を表明していた(2024年12月11日記事参照)。

68日に開催された生産開始記念式典には、エジプトのモスタファ・マドブーリー首相、ムハンマド・ファリド・サラー投資・貿易相、ハリッド・ハシェム産業相、岩井文男駐エジプト日本大使が参加した。日産マグナイトの生産は、アフリカ大陸で初めてだという。日産のAMIEO(アフリカ・中東・インド・ヨーロッパ・オセアニア)地域のマッシミリアーノ・メッシーナ議長は、今回の生産開始は歴史的な節目であり、エジプトがアフリカ地域の製造拠点として存在感を高めていると述べた。また同氏によると、エジプトで同車の製造に使用される部品の現地調達率は55%を超えるという。

日産アフリカのマネージングディレクター、モハメド・アブデル・サマド氏は、日産エジプトが2004年に設立されて以来、エジプト市場での事業展開に積極的に取り組んできたと強調した。総投資額は27,600万ドルを超え、2025年の生産台数は約3万台に達したとした。

写真 生産開始記念式典の様子(ジェトロ撮影)

生産開始記念式典の様子(ジェトロ撮影)

エジプトの自動車市場情報委員会(AMIC)によると、2026年1~3月の乗用車新車販売台数3万8,461台のうち、日産はシェア首位の21%を占めた。2024年10月にシボレーが乗用車の現地生産を開始し、2025年通年のシェアはシボレーが首位だったが(2026年3月26日付地域・分析レポート参照)、2026年に入って日産がシボレーのシェアを抜いてトップに返り咲いた。今回のマグナイト現地生産開始により、日産エジプトの製品ラインアップはさらに拡充されることとなる。

(塩川裕子)

(エジプト、日本)

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