中部4省、第15次5カ年規画綱要が出そろう、5%前後の経済成長率目標を掲げる
(中国)
武漢発
2026年06月02日
河南省政府は5月25日、「河南省国民経済・社会発展第15次5カ年(2026~2030年)規画綱要」を発表した。これにより、中国中部地域4省(湖北省、湖南省、河南省、江西省)の国民経済・社会発展第15次5カ年規画綱要が出そろった。
主要指標では、今後5年間の実質域内総生産(GRP)成長率について、湖北省は年平均5.5%前後、湖南省は5.0~5.5%、河南省および江西省はともに5.0%前後とする目標を掲げた。常住人口都市化率(注)は2030年までに、湖北省で71%前後(2025年実績67.4%)に、湖南省で67.5%(同63%)に、河南省で65%前後(同60%)に、江西省で68%前後(同64.8%)に引き上げるとした。
民生福祉に関する分野では、住民1人当たりの可処分所得の増加率について、4省ともGRP成長率と同水準とした。このほか、今後5年間の社会消費品小売総額の増加率について、河南省が5.5%前後、湖南省および江西省が4.5%前後とした一方、湖北省は設定がなかった。
湖南省はアフリカとの経済協力強化に力を入れており(2026年3月6日記事参照)、綱要でも、中国・アフリカ経済貿易協力の推進について盛り込んだ。具体的には長沙市、岳陽市、婁底市、邵陽市、郴州市などに中国・アフリカ経済貿易産業園を整備するほか、2030年までに対アフリカ貿易実績企業を2,500社以上とする目標を掲げた。
また、湖南省と江西省には日本に関する記載がある。湖南省は国際貿易ルートの拡大において、長江流域および長江デルタの港湾群と接続し、日本、韓国、北米、北極方面の遠洋航路の拡充を図る。投資誘致では、質と水準の向上において、日本、韓国、EUの重点産業との連携強化を図るとしている。
江西省は香港、マカオ、台湾、欧米、日本、韓国、ASEANなどを重点地域とし、「投資江西」グローバル・パートナーシップ計画を推進し、先進製造、現代サービス、ハイテク、省エネ・環境保護などの分野への外資誘致拡大を図るとしている。
(注)総人口に占める都市部に半年以上居住する人口の割合。
(高橋大輔)
(中国)
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