湖南省で第1回中国・アフリカ企業家発展大会が開催
(中国)
武漢発
2026年03月06日
中国の湖南省商務サービスセンターと湖南省中国アフリカ経済貿易合作促進研究会は3月2日、第1回中国・アフリカ企業家発展大会を湖南省長沙市で開催した。大会には、双方の政界・経済界の代表者、企業家、専門家など400人以上が参加した。
湖南省中国アフリカ経済貿易合作促進研究会の彭争執行会長兼秘書長は、湖南省~広東省~アフリカを結ぶ鉄道・海上複合輸送ルートがすでに世界80カ国以上、170の港湾をカバーしており、同ルート活用によって総合物流コストが従来のルートに比べ約20%削減されると指摘した。「湖南スマート製造(湖南省が推進するスマート製造システムによって製造された製品)」の輸出と、アフリカの特色ある産品の湖南省への輸入に向けた効率的で便利性の高い物流ルートを構築していると述べた。
大会では、革新的かつ持続可能な小規模で質の高い協力プロジェクトが多数紹介された。「母のキノコハウス」プロジェクトは、「社会組織+研究所+企業+農家」モデルを採用し、ケニアの女性グループの発展に焦点を当てた。中国の成熟した食用キノコ栽培技術とアフリカの現地資源を活用し、短期的な補助金に依存せず市場メカニズムに基づく持続可能な収入増加の道を模索するとしている。アフリカのキノコ産業における全産業チェーンの技術的空白を埋め、300世帯の農家の安定した収入増加につながると見込まれている。
湖南省は中国アフリカ経済貿易博覧会(CAETE)をこれまで4回開催したほか、2025年4月には「湖南省における中国・アフリカ10大パートナーシップ行動実施プラン」を発表するなど、アフリカとの協力強化にいっそう力を入れている。実施プランでは、貿易、産業チェーン、衛生健康、人材文化交流、グリーン発展をはじめとする10分野でのパートナーシップ行動を実施するとしている。うち、貿易分野では、2025~2027年にかけ、アフリカへの中間財輸出およびアフリカからの農産品・鉱産品の輸入を累計600億元(約1兆3,200億円、1元=約22円)増加させる。また、新たにアフリカ貿易に取り組む企業を累計1,000社増加させるなどの具体的な目標も掲げられている。
(高橋大輔)
(中国)
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