インド、2025年度GDP成長率は7.7%

(インド)

ニューデリー発

2026年06月12日

インド統計・計画実施省(MOSPI)は6月5日、2025年度(2025年4月~2026年3月)の実質GDP成長率(推計値、注)を前年度比7.7%と発表PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)した(添付資料表1参照)。2021年度から5カ年度連続のプラス成長となり、2024年度の成長率7.1%を上回った。2024年度の成長率は、2025年5月の発表時は6.5%とされていたが、実質GDP成長率に係る基準年度の変更に伴い、7.1%に修正された(2026年3月18日記事参照)。年間GDP総額(名目)は346兆3,564億ルピー(約588兆8,059億円、1ルピー=約1.7円)で、過去最高値を記録した。

2025年度の成長率を需要項目別にみると、ほぼ全ての項目でプラス成長を維持した。個人消費を示す民間最終消費支出はGDP全体の約6割を占めており、前年度比7.7%増と堅調に伸び、全体のプラス成長を牽引した。また、企業資本投資などの投資活動を示す総固定資本形成も8.2%増と大きな伸びを記録した。輸出から輸入を差し引いた純輸出のマイナス幅(貿易赤字)は4兆9,695億7,000万ルピーとなり、前年度の5兆1,819億9,000万ルピーから縮小した。

産業部門別の粗付加価値(GVA)成長率をみると、前年度に続いて全部門でプラス成長を維持した(添付資料表2参照)。中でも「貿易・ホテル・運送・通信・報道関連サービス」の前年度比11.0%増、「製造」の10.7%増、「金融・保険、不動産・ビジネスサービス」の10.4%増の成長率の高さが目立った。その一方、「電力・ガス・水道」は1.7%増と伸び悩んだ。

四半期ベースでは、2025年度第4四半期(2026年1~3月)の実質GDP成長率は前年同期比7.8%だった。需要項目別でみると、総固定資本形成が10.8%増、民間最終消費支出が7.1%増となった(添付資料表3参照)。産業部門別では、「貿易・ホテル・運送・通信・報道関連サービス」が12.5%増、「金融・保険、不動産・ビジネスサービス」が10.4%増と高い伸び率を示したが、「農林水産」は3.6%増にとどまった(添付資料表4参照)。

(注)2022年度基準。

(佐藤利昭、サンディープ・シン)

(インド)

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