2025年度第3四半期のGDP成長率、前年同期比7.8%と堅調
(インド)
ニューデリー発
2026年03月18日
インド統計・計画実施省(MOSPI)は2月27日、2025年度第3四半期(2025年10~12月)の実質GDP成長率(2022年度基準)を前年同期比7.8%と発表
した(添付資料表1参照、推計値は表2参照)。インドでは2020年度第3四半期(10~12月)以降、プラス成長が続いており、前期の8.4%からは減速したものの第3四半期の成長率は前年同期(7.4%)から横ばいとなり、堅調に推移している。
なお、前期の発表まで実質GDP成長率の基準年度は2011年度だったが、今回から2022年度基準に修正された。基準年度の修正理由について、2022年度は新型コロナウイルスの影響が落ち着き、経済活動が回復した年であり、比較基準として適切と判断されたためとしている。
需要項目別にみると、全体の5割以上を占める民間最終消費支出が前年同期比で8.7%増、全体の約3割を占める総固定資本形成が7.8%増と堅調に推移した。一方、前年同期に7.6%増加した政府最終消費支出は、4.7%増と伸びが鈍化した。輸出は前年度同期の実績(10.5%増)より低い5.6%増となった一方、輸入は前年同期の実績(2.9%増)を上回る8.6%増となった。
産業部門別の粗付加価値(GVA)成長率では、全部門が前年同期比でプラス成長となった(添付資料表3参照、GVA推計値は表4参照)。「製造」(前年同期比13.3%)や「金融・保険、不動産・ビジネスサービス」(同11.2%)、「貿易・ホテル・運送・通信・報道関連サービス」(同11.0%)で高い成長率を記録したほか、「建設」(同6.6%)、「鉱業・採掘」(同4.7%)、「公共・防衛・その他サービス」(同4.5%)なども堅調に推移した。
なお、実質GDP成長率に係る基準年度の変更に伴い、2023年度にさかのぼり過去の実質GDP成長率も見直された。今回の発表では、2025年度の第1四半期(4~6月)成長率は7.8%から6.7%、第2四半期(7~9月)の成長率は8.2%から8.4%に修正されている。年度ごとの成長率も2023年度が9.2%から7.2%に、2024年度が6.5%から7.1%に修正された。
(サンディープ・シン、佐藤利昭)
(インド)
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