中国長安汽車と北汽集団が戦略的協力協定、先端技術や海外展開などで連携強化へ

(中国)

成都発

2026年06月19日

中国の国有大手自動車メーカーである中国長安汽車集団(本社:重慶市、以下、中国長安汽車)は6月13日、北京汽車集団(以下、北汽集団)と戦略的協力協定を締結したと発表した。締結式には、朱華栄・中国長安汽車董事長、張建勇・北汽集団董事長らが出席した。両社は先端技術や新興産業、グリーン化・低炭素、産業チェーン・サプライチェーン、海外市場などの分野で協力を進め、中国自動車産業におけるエコシステムの形成に共同で取り組んでいくとしている。

中国長安汽車の発表によると、両社は今回の提携を通じて、コア技術やグローバル展開に重点を置いて協力を強化し、世界各地のユーザーに対して、より安全でスマートかつ環境負荷の低いモビリティーソリューションを提供することを目指す。中国自動車産業の国際競争力向上とグローバル展開の拡大につなげるとしている。

中国の自動車産業専門ウェブサイトである盖世汽車(6月15日付)は、今回の提携について、自動車産業の競争軸が製造能力中心から産業チェーン、データ、エコシステム連携といった総合力へと移行する中、両社が技術開発や海外展開などで連携し、中国自動車産業の競争力向上を目指す取り組みだ、と報じている。

なお、2025年12月には両社の2車種が中国で初となる自動運転レベル3(条件付き自動運転)車両として認可され、車両登録とともに、重慶市と北京市の指定区域で公道走行試験を開始している(2026年1月7日記事参照)。

6月12~13日に重慶市で開催された「2026中国汽車重慶論壇(2026中国自動車重慶フォーラム)」において、中国国際貿易促進委員会自動車産業委員会の王俠会長は、中国の自動車産業における過度な価格競争による市場秩序の混乱に懸念を示しつつ、自動車メーカー間の連携強化は業界の競争力向上や健全な発展を促す重要な取り組みであると強調した。

(王植一)

(中国)

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