半導体クラスター交流拠点として存在感高まるドレスデン、「Silicon Saxony Days」開催
(ドイツ、欧州、EU)
ベルリン発
2026年06月29日
欧州最大級の半導体クラスターであるシリコン・ザクソニー(Silicon Saxony)(2024年12月13日付地域・分析レポート参照)は6月15~17日、ドイツ東部ザクセン州ドレスデンでビジネス交流イベント「Silicon Saxony Days」を開催した。今回は記念すべき20回目を迎え、初めて3日間の日程で実施された。800社超から2,100人以上が参加した。210超の出展者による展示、10のステージセッション、800件超の事前設定された商談が行われるなど、過去最大規模の開催となった。
参加者の約3割を海外からの来場者が占め、台湾がスペシャルパートナーとして参加した。さらに、台湾積体電路製造(TSMC)を中心とする大型投資プロジェクトの進展を背景に(2025年4月17日記事参照)、ドレスデンが欧州のみならず世界の半導体クラスターを結ぶ交流拠点として存在感を高めていることを示した。会場には半導体に加え、人工知能(AI)、量子技術、先端製造、ソフトウエア分野の企業・研究機関・スタートアップも集結した。また、州内最大級のイノベーションイベント「Saxon Innovation Summit」も6月17日に開催され、ザクセン州のイノベーション拠点としての広がりを印象付けた。
ザクセン州では、マイクロエレクトロニクスおよび情報通信技術(ICT)産業の雇用が2025年9月時点で約8万2,500人となり、前年から約2%増加した。同州では半導体製造に加え、AI、ソフトウエア、製造装置、材料などを含む産業エコシステムの発展が進んでいる。ザクセン州のミヒャエル・クレッチマー首相は、Silicon Saxonyについて、「地域プロジェクトから欧州有数のマイクロエレクトロニクス・ITクラスターへと成長した。(半導体製造や研究機関、ソフトウエア企業など)バリューチェーンのほぼ全体を網羅し、優れた国際的ネットワークを有している」と説明。また、ザクセン州のディルク・パンター・ザクセン州経済・労働・エネルギー・気候保護相は、スタートアップ育成や高度人材の確保を通じて、クラスターをさらに発展させる考えを示した。
次回のSilicon Saxony Daysは2027年6月の開催が予定されている。
オープニングセレモニーの様子(シリコン・ザクソニー提供)
会場の様子(シリコン・ザクソニー提供)
(山田美雪)
(ドイツ、欧州、EU)
ビジネス短信 aee46dfab36b0685





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