第1四半期のGDP成長率は前期比0.2%、わずかに回復

(ベルギー)

ブリュッセル発

2026年06月17日

ベルギー国立銀行(NBB、中央銀行)は5月29日、2026年第1四半期(1~3月)の実質GDP成長率を前期比0.2%(季節調整済み)と発表した(プレスリリースPDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます))。2025年第4四半期(2026年3月11日記事参照)よりわずかに回復した(添付資料表参照)。

第1四半期のGDP(前期比)を需要項目別にみると、民間最終消費支出は、前期の0.0%から0.6%増に拡大した一方、政府最終消費支出は、前期の0.7%増から0.5%減に減少した。国内総固定資本形成は前期の1.3%増から0.3%増に鈍化した。企業投資は、前期の0.0%から0.3%増に、住宅投資は1.5%減から1.3%増に回復した。一方、公共投資は、前期の12.6%増から1.0%減と縮小した。財貨・サービスの輸出は前期の1.3%減から2.8%増に、輸入は前期の1.0%減から2.6%増となり、純輸出の寄与度は0.1ポイントとなった。

産業別にみると、工業(建設業を除く)は前期の0.7%減から0.2%減と2期連続でマイナスとなった。一方、建設業は前期の0.1%減から0.5%増とプラスに転じ、サービス業は前期の0.2%増から0.3%増にわずかに加速した。

NBBは6月2日、2026年第2四半期(4~6月)の成長見通しに慎重な見方を示した。脆弱(ぜいじゃく)で不均衡な需要環境、再び生じた不確実性、エネルギー価格の急騰による逆風を指摘した。一方で、経済活動の急激な落ち込みを想定する見方は少数にとどまるとしている。

2026年第1四半期の雇用は前期から1万350人増加し、総雇用者数は前期比0.2%増、前年同期比0.4%増となった。

(大中登紀子)

(ベルギー)

ビジネス短信 94b93273b76cff2b