2025年第4四半期のGDP成長率は前期比0.1%、低成長が続き通年では1.0%

(ベルギー)

ブリュッセル発

2026年03月11日

ベルギー国立銀行(NBB、中央銀行)は2月27日、2025年第4四半期(10~12月)の実質GDP成長率を前期比0.1%(季節調整済み)と発表した(プレスリリース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。わずかに成長が加速した前期の0.3%(2025年12月8日記事参照)から減速したものの、成長を維持した(添付資料表参照)。

第4四半期のGDP成長率(前期比)を需要項目別にみると、民間最終消費支出は前期の0.1%から0.0%、政府最終消費支出は前期0.8%から0.6%に縮小した。企業投資は前期の2.8%から0.4%に縮小した一方、公共投資は防衛分野に下支えされ前期の0.9%から9.7%に拡大した。住宅投資は前期のマイナス1.4%からマイナス1.0%となった。これらを受け、国内総固定資本形成は前期の1.9%から1.3%となった。財貨・サービスの輸出は前期のマイナス0.5%からマイナス1.6%、輸入は前期のマイナス0.5%からマイナス1.1%となり、純輸出はGDPを0.3ポイント押し下げた。

産業別にみると、工業(建設業を除く)と建設業は、それぞれ前期の0.3%、0.9%からマイナス成長に転じ、マイナス0.6%、マイナス0.1%だった。サービス業は前期の0.3%からわずかに縮小し0.2%となったもののプラス成長を維持した。

ベルギーの通年のGDP成長率は、2024年の1.1%からさらに減速し2025年に1.0%となった。

2025年のGDP成長率を需要項目別にみると、民間最終消費支出は前年比1.7%となり、経済成長を牽引した。政府最終消費支出は1.5%、国内総固定資本形成は、企業投資(2.8%)が好調だった一方、公共投資(マイナス2.5%)と住宅投資(マイナス8.7%)がマイナス成長となったことで、マイナス0.2%だった。輸出と輸入はそれぞれマイナス0.6%、マイナス0.2%となり、純輸出はGDPを0.3ポイント押し下げた。

産業別にみると、工業(建設業を除く)は前年のマイナス0.5%からプラス成長に転じ0.2%、建設業は前年の1.3%から3.7%へ拡大したが、サービス業は前年の1.2%から0.9%と縮小した。

2025年12月にNBBが発表した経済見通しによれば、ベルギーのGDP成長率は2028年まで1.0%前後で推移する見込み。

(大中登紀子)

(ベルギー)

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