インド4月の乗用車・二輪車・三輪車販売台数が前年同月比2桁成長

(インド)

ベンガルール発

2026年06月09日

インド自動車工業会(SIAM)は5月14日、2026年4月の自動車統計(出荷ベース)を発表した。自動車販売全体(乗用車、二輪車、三輪車)は前年同月比27.9%増の231万6,671台となり、全カテゴリーで2桁成長を記録した(添付資料表1参照)。

カテゴリー別では、乗用車〔多目的車(UV)とバンを含む〕の国内販売台数は、タタ・モーターズ・パッセンジャー・ビークルズ(以下、タタ・モーターズ)の販売台数(5万9,000台、前年同月は4万5,199台)を含めると、前年同月比25.4%増の43万7,312台で4月として過去最高を記録した(注)。2025年9月に施行された物品・サービス税(GST)2.0改革(2025年9月25日記事参照)による減税効果などを受けた需要拡大が、引き続き寄与しているとみられる。内訳では、主力セグメントのUVが21.5%増と堅調に推移したほか、これまで減少傾向にあった一般乗用車が32.7%増と大きく伸びた(添付資料表1参照)。

二輪車の国内販売台数は前年同月比28.4%増の187万2,691台となり、スクーター(26.2%増)、オートバイ(30.6%増)、モペッド(9.0%増)の全セグメントで増加した。三輪車も32.8%増の6万5,668台と大きく拡大し、4月として過去最高を記録した。

4月の乗用車のメーカー別販売では、マルチ・スズキが前年同月比35.3%増の18万7,704台で首位を維持した。SIAMの統計には含まれていないがタタ・モーターズが30.5%増の5万9,000台で2位相当につけ、マヒンドラ&マヒンドラが7.6%増の5万6,331台でこれに続いた。日系では、トヨタ・キルロスカが21.7%増の3万156台と好調を維持したほか、ホンダは21.1%増の4,069台、日産は75.6%増の3,204台と大幅に伸びた(添付資料表2参照)。

二輪車では、首位のヒーローが前年同月比84.5%増の53万2,433台と大幅に伸びた。2位のホンダは14.7%増の48万4,972台、3位のTVSモーターは7.7%増の34万8,545台といずれも好調だった。その他、ロイヤルエンフィールドが37.0%増の10万4,129台、ヤマハも45.2%増の6万7,988台と好調だったほか、電動二輪のエイサー・エナジーは67.1%増の2万2,832台と引き続き高い成長を示した(添付資料表3参照)。

SIAMのラジェシュ・メノン事務局長は、「2025年度(2025年4月~2026年3月)後半からの勢いを引き継ぎ、2026年度の初月は全カテゴリーで高い2桁成長を達成した。中東情勢の悪化による原材料価格の高騰には懸念があるものの、市場需要は引き続き堅調だ」と述べた。

(注)SIAM発表の統計では乗用車の4月の販売台数は37万8,312台、前年同月比増加率は24.6%だが、この数字には、地場企業タタ・モーターズの販売台数は含まれていない。自動車販売全体(乗用車、二輪車、三輪車)にも同社の販売台数は含まれていない。

(小柴里沙)

(インド)

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