チュニジアで日・ノルウェー連携の太陽光発電所が着工
(チュニジア、日本、ノルウェー、フランス)
パリ発
2026年06月30日
ノルウェーの再生可能エネルギー・プロバイダー、スカテック(SCATEC)は6月17日付のプレスリリースで、豊田通商グループ傘下でアフリカにおける再エネ開発に特化したフランス法人エオラス(AEOLUS)とのチュニジアにおける太陽光発電所の共同開発計画の3番目(2026年5月7日記事参照)となる、120メガワット(MW)の「シディ・ブジッドII」プロジェクトについて資金調達の最終契約に到達し、建設に着手すると発表した。
9,600万ユーロと見積もられている総投資額の約70%を借り入れし、ノンリコースローン(注)と出資の組み合わせで資金調達がされる。欧州復興開発銀行(EBRD)が、EUおよび欧州投資銀行(EIB)と協力し、同プロジェクトに対し6,130万ユーロの融資を提供する。出資比率はスカテックが50%、エオラスが50%となり、建設はチュニジアに設立された特別目的会社「スカテック・コブナPVパワー」によって実施される。シディ・ブジッドIIプロジェクトは、年間276ギガワット時(GWh)の電力を生産し、年間約10万7,000トンの二酸化炭素(CO2)排出削減を実現する見込み。
EBRDによれば、本プロジェクトはチュニジアが2022年に開始した1.7ギガワット(GW)のコンセッションプログラムの一環で、2030年までに再生可能エネルギー比率を35%に引き上げるという国家目標の達成に貢献することになる。商業運転開始は2027年後半を予定している。
(注)貸し手側が原資の返済を融資対象の資産以外に求めない資金融資方法を指す。
(渡辺智子)
(チュニジア、日本、ノルウェー、フランス)
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