香港、新規導入の路線バスにドライバー監視システム搭載を義務化
(香港)
香港発
2026年06月23日
香港運輸物流局の陳美宝(メイベル・チャン)局長は6月10日の立法会答弁で、同局所管下の運輸署がフランチャイズ契約を通じて、7月から新たに調達する全ての路線バスに対し、ドライバーモニタリングシステム(DMS)の搭載を義務付ける計画を明らかにした。現在、路線バスでは4割近く、フリートタクシー(注)では全車両でDMSが装備されている。DMSは、運転手の疲労状態を検知した際や、車両が車線を逸脱、または前方車両への過接近を検知した場合、運転手に警告を発する仕組みとなっている。
香港汽車高級駕駛協会主席の江日雄(ジェームズ・コン)氏はDMSの設置義務の範囲について、「将来的に自家用車や商用車にも拡大される可能性がある」との見方を示した。同氏はまた、「まずは旅客輸送用の商用車を優先対象とすべきであり、商用車に関しては、事故の減少に向けて追突防止システムの導入も必要だ」との見解を示した(「サウスチャイナ・モーニングポスト」6月12日)。
なお、運輸署は2026年下半期に立法会交通事務委員会で説明と意見聴取を行いつつ、DMSの有効性や他車種への適用可能性について検討を推進する方針だ。
(注)香港政府が導入した新たなタクシー制度。一定規模の事業者が車両を管理・運営し、配車アプリや安全管理システムを導入することが求められる(2025年7月28日記事参照)。
〔黄莃倫(ケリー・ウォン)〕
(香港)
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