米シカゴで全米最大級の食品見本市NRAショー開催、ジャパンパビリオンで日本産食品を展示・PR
(米国、日本)
シカゴ発
2026年06月08日
全米レストラン協会(NRA)は5月16~19日、米国イリノイ州シカゴ市内のマコーミックプレイス展示場で、全米最大級のレストラン・食品関連の見本市「ナショナル・レストラン・アソシエーション・ショー(NRAショー)
」を開催した。同見本市には、食品や飲料のほか、厨房(ちゅうぼう)器具、食器、POSレジ・決済システムなどのIT製品、包装資材など、レストラン業界に関わる米国内外の事業者約2,300社が出展し、900種類以上の商品が並んだ。出展者数は前年並みの中(2025年5月28日記事参照)、112カ国から5万5,000人以上のバイヤーや食品関係者が来場し、来場者は約4%の増加(レストラン・フードサービス事業者の来場者数は10%増加)となった。
ジェトロは、過去数年に続いてジャパンパビリオンを設置し、23社・団体の日本産食品を取り扱う企業が出展した。和牛や茶、コメといった一次産品のほか、調味料、ラーメンなどの麺類、飲料、菓子など多様な商品がそろった。ジャパンパビリオンには、イリノイ州や他州のバイヤーに加え、ブラジル、カナダ、メキシコなど他国・地域からのバイヤーも多数見られ、商談が活発に行われた。特に、ラーメンスープや抹茶、ユズなどのかんきつ類の関連商品などに引き合いが集まった。
ジャパンパビリオンに出展した事業者からは、「他の展示会と比較し、現地のレストランのシェフなどが多く来場していることが良かった」「日本食レストランのみならず、クルーズ船などこれまで接点がなかった分野のバイヤーやシェフとつながることができた」「米国両海岸には既に販売実績があるが、中西部は未開拓であるため、販路拡大に向けて有意義な展示会となった」といった声が聞かれた。また、ジャパンパビリオンを訪問したバイヤーからは、「一度に多くの魅力的な商品を、手に取って食べながら生産者の説明を聞くことができてよかった」「味と品質が素晴らしく、特にプラントベース食品は、プラントベースとは思えないおいしさ、クオリティの高さに驚いた」といった声が聞かれた。農林水産省によれば、2025年の日本産食品の米国向け輸出額は2,762億円で過去最高を更新している。今後、さらに日本産食品の輸出を拡大させていく上で重要な「新興市場」や「非日系商流」の開拓に向け、大きな可能性が感じられる機会となった。
次回のNRAショーは、2027年5月22~25日にシカゴで開催される予定だ。
多くの来場者でにぎわうジャパンパビリオンの様子(ジェトロ撮影)
(川池将人、外山俊輔)
(米国、日本)
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