米リビアン、新型EV「R2」出荷開始、2028年のジョージア州新工場での量産開始へ意欲
(米国)
アトランタ発
2026年06月11日
米国の電気自動車(EV)メーカーのリビアン(本社:カリフォルニア州)は6月9日、新型中型スポーツ用多目的車(SUV)「R2」の顧客への初出荷を開始したと発表
した。R2はイリノイ州ノーマルの工場で生産されており、2028年後半からはジョージア州で建設中の新工場でも生産が開始される見込みだ。
同日からR2の予約者に対し、車両のカスタマイズおよび注文を行うための招待状の送付を開始し、全ての予約者に対し、招待状が届く時期の目安を6月末までに通知する予定だ。なお、同社従業員向けの納車は4月から始まっていた。R2の各モデルが順次、注文可能となり、価格が4万4,990ドルからとなる最も安価なモデルは2027年夏に発売予定だ。
同社が現在販売しているピックアップトラック「R1T」とSUV「R1S」の販売価格はいずれも7万ドル台からであるのに対し、R2は価格を抑えており、同社はこれによりターゲット市場の拡大を見込んでいる。同社創業者兼最高経営責任者(CEO)のRJ・スカリンジ氏は、R2の1台当たりの採算は2026年中に黒字化を達成できる見込みだが、同社全体の黒字化のためには、イリノイ州の既存工場で生産する約16万台では足りず、ジョージア州で建設中の新工場での生産開始が重要と述べた(6月9日CNBC)。
同社は、2024年3月にジョージア州の新工場建設を一時中断したが(2024年3月14日記参照)、2024年11月には、同工場建設のために、条件付き融資の確約を米エネルギー省(DOE)から取り付け、2025年9月に新工場の起工式を行った(2025年9月19日記事参照)。
さらに、2026年4月には、DOEと再調整した結果、融資額が約45億ドルとなったことと、新工場の年間生産能力を当初の20万台から30万台に引き上げることを発表
した。
(檀野浩規)
(米国)
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