日本の大学発ベンチャーのハイボット、日本財団-ディープスター連携技術開発助成プログラムに2件採択
(米国、日本)
ヒューストン発
2026年06月15日
東京科学大学(旧・東京工業大学)発のベンチャー企業であるハイボット(本社:東京都品川区)は6月11日、日本財団-ディープスター(Deepstar、注)連携技術開発助成プログラムに同社のプロジェクトが2件同時採択されたことを発表した。これは、日本財団とディープスターが調印した第3期の覚書(2025年10月2日記事参照)に基づくプロジェクトとして、採択されたものだ。
同社の主力製品である多関節アームロボット「Float Arm」に、新ツールを追加・強化するための2件のプロジェクトが採択され、プロジェクトを支援する企業として、シェブロン、エクイノール、ウッドサイド、オキシデンタル・ペトロリアム、インペックス、ペトロブラス、シェル、BPといった世界中の海洋石油・天然ガスの探査・開発・生産を担う企業が名を連ねている。
1つ目のプロジェクトは、広範囲にわたる設備外面の腐食をロボットアームで自律的にスキャンし、腐食分布をリアルタイムに可視化・マッピングする技術を開発するもの。2つ目のプロジェクトは、X線後方散乱技術とロボットアームを組み合わせ、設備内部の健全性を非破壊で診断する手法の確立を目指すもの。
この両技術の実用化により、海洋石油・ガス生産施設における定期点検の省力化・高度化・自動化と労働安全の向上に貢献することを狙いとしている。
ジェトロは2018年の第1期覚書締結段階からこのプログラムに携わり、これまで日本財団とディープスターの連携技術開発案件の組成や、各プロジェクトのパートナーとなる日本企業とディープスターの契約締結支援、ウェブ会議を通じたプロジェクトの進捗管理などを通じて、採択された日本企業を積極的に支援している。
(注)石油開発の上流企業であるシェブロン(米国)、シェル(英国)、エクイノール(ノルウェー)など、世界中の海洋石油・天然ガスの探査・開発・生産を担う企業や、これら企業に製品・サービスを提供する企業、大学、研究機関などから成る海洋技術開発のコンソーシアム。
(平島伸浩)
(米国、日本)
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