スリランカ、第1四半期GDP成長率は前年同期比5.1%に加速、建設やサービス業が牽引

(スリランカ)

コロンボ発

2026年06月22日

スリランカ・センサス統計局(DCS)が6月15日発表した2026年第1四半期(1~3月)の実質GDP成長率(2015年基準)は前年同期比5.1%外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますとなり、前年同期(4.8%、2025年6月25日記事参照)を上回った。

実質GDP総額は、前年同期の3兆4,766億6,400万スリランカ・ルピー(約1兆7,383億3,200万円、1スリランカ・ルピー=約0.5円、以下ルピー)から3兆6,525億300万ルピーに増加し、国内外の課題が続く中でも景気回復基調が維持されていることを示した。名目GDPも11.0%増の9兆1,646億5,200万ルピーとなり、前年同期(8兆2,534億8,500万ルピー)から拡大した。DCSは、サイクロン・ディトワの影響や中東情勢を巡る地政学的リスクの高まりが経済に影響したものの、全体としては堅調な成長を維持したと指摘した。

産業別成長率では、農業部門が前年同期比1.1%と、前年同期のマイナス1.3%から回復した。油性果実の栽培、植物の繁殖、林業・伐採、野菜および果実の栽培が成長を下支えした一方、海洋/淡水漁業・養殖業、ゴムの栽培、コメの栽培、茶(葉)の栽培、畜産の減少が伸びを抑制した(添付資料表参照)。

工業部門は、前年同期比7.2%と産業別で最も高い伸びを示した。建設業(16.3%)および鉱業・採石業(19.5%)が成長を牽引し、製造業も化学製品、医薬品、金属、食品分野の拡大により2.8%となった。

サービス部門は前年同期比3.4%と、前年同期の2.7%から伸びが加速した。保険(22.0%)、ITプログラミング・コンサルタント(16.1%)、金融(12.8%)、宿泊・飲食(5.4%)、通信(4.6%)、輸送(3.6%)などが寄与し、多くの分野でプラス成長を維持した。

(ディロン・ヤシュミタ、志鎌大介)

(スリランカ)

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