エチオピア中銀、外貨規制緩和と信用状取引手数料の見直しを発表

(エチオピア)

アディスアベバ発

2026年06月01日

エチオピア国立銀行(NBE、中央銀行)は5月25日、外貨指令(FXD/01/2024)の改正(規制緩和)と信用状(L/C)手数料の見直し措置を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。これは2024年7月に導入された市場ベースの外貨制度への移行を受けた一連の改革(2024年8月2日記事2026年2月19日記事参照)の一環と位置付けられる。

今回の改正では、外貨口座や留保口座(retention account)を保有する企業に対し、L/Cや船積み書類引き換え条件(Cash Against Documents:CAD)取引について、従来必要だったNBEの事前承認が不要となり、商業銀行の判断で実施できるようになった。また、当該企業はCAD取引に基づく貨物の出荷を商業銀行の事前承認なしに開始できるようになり、支払いは必要書類の提出・確認後に行われる仕組みとされた。

あわせてNBEは、信用状取引に関する銀行手数料について、年率ベースで設定し取引期間に応じて案分する方式に統一した。手数料率はこれまでNBEが設定してきた上限を超えない範囲で運用することが明確化された。

NBEによれば、これらの措置は外貨手続きをより簡素化し、国際ルールとの整合性を高めるとともに、輸出入企業のコスト低減や同国の貿易金融面での競争力向上につなげる狙いがある。NBEは今後も外貨市場の動向を注視し、必要に応じて追加措置を講じる方針としている。

(松野はるな)

(エチオピア)

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