上海市、ファッション消費財産業の発展促進策を発表

(中国)

上海発

2026年06月19日

中国の上海市経済情報化委員会は6月10日、「上海市におけるファッション消費財産業の質の高い発展を促進する行動プラン(2026~2028年)」の概要を発表した。同資料によると、「品目拡充、品質向上、ブランド創出」を基本方針とし、需給の最適化による消費拡大を図る。

2028年までの目標として、同市のファッション消費財産業(注)の規模を5,000億元(約11兆5,000億円、1元=約23円)超へ引き上げるとともに、「上海発」ファッション企業100社の育成を掲げた。目標達成に向けて次の3つの取り組みを進める。

1つ目に、化粧品、アパレル、健康食品、スマート製品、ライフスタイル製品、スポーツ用品、工芸品、IP(知的財産)関連製品の8分野を対象に、高品質製品の開発・供給能力拡大を進める。具体的には、機能性スキンケア製品や高機能繊維、低カロリー・低糖・高タンパク食品の開発を推進するほか、乳幼児・高齢者向け製品の充実を図る。また、上海市の伝統文化を取り入れた製品の開発にも注力する方針だ。

2つ目に、イノベーションエコシステムの構築のため、ブランド育成やデザイン力の強化、文化・商業・観光・スポーツの融合、展示会の活用、人材育成などを推進する。これにより、新たな需要の創出と産業基盤の高度化を図る。

3つ目に、政策的支援として、補助金の活用や官民ファンドによる投資促進、消費財の買い替え支援、知的財産保護の強化などを進める。

上記3つの行動プランを柱に、上海市におけるファッション消費財産業の高度化と消費市場の拡大を後押しする。

なお、上海市は3月28日に、2026年「首発上海」シリーズ活動の発表式を開催し、消費拡大に向けたさまざまな施策を展開している(2026年4月9日記事参照)。

(注)ファッション消費財産業は、アパレル、化粧品、食品、スポーツ用品、スマート製品、ライフスタイル製品、工芸品、IP関連製品の8分野を指す。

(陳航宇)

(中国)

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