コロンビアの投資銀行、2026年の建設部門GDPを前年比1.7%減と予測
(コロンビア)
ボゴタ発
2026年06月05日
コロンビアの投資銀行コルフィコロンビアーナ(Corficolombiana)が5月5日に発表した四半期報告によれば、2025年のコロンビアの建設部門のGDP成長率は前年に続きマイナスとなったが、2026年も回復の兆しはみられないとしている。2026年第1四半期(1~3月)において住宅部門の着工、販売、供給は9万2,000戸にとどまり、これは2010年に8万戸を記録して以来の低水準であると報告書の中で触れている。
同社の経済調査ディレクターのセサル・パボン氏は高金利が低迷の主要因の1つで、「現在の住宅購入向け金利は約14%に達しており、2019年の約10%と比べて大きく上昇している」と指摘している。また政府の住宅支援プログラム「Mi Casa Ya」の縮小も重要な要因だ。2025年は補助金交付数が前年比82%減の8,640件にとどまり、政府目標の5万件を大きく下回った。この背景には補助金予算が34%削減されたことがある。さらに、コロンビアの最低賃金引き上げ(2026年1月6日記事参照)が建設コストにも影響を及ぼしている。総建設コストに占める労務費の割合は、2025年12月の3.6%から2026年4月には6.3%へと上昇し、セクターの圧力要因となっている。
このような状況から、同社は2026年の建設部門のGDP成長率を前年比マイナス1.7%と予測している。コロンビア中央銀行も同様の見解を示しており、最新の報告書によると2025年の住宅着工件数は過去14年間で最低水準にあり、2026年は住宅価格の上昇圧力が生じる可能性があると指摘している。
(アンドレス・ゴンザレス)
(コロンビア)
ビジネス短信 008e67149de7aa1a





閉じる