BMW、米サウスカロライナ州でサプライヤー交流イベント開催、関係強化と多様性向上を推進
(米国、ドイツ)
アトランタ発
2026年05月15日
BMWマニュファクチャリングは5月13日、米国サウスカロライナ州グリーンビルにて、サプライヤーとの関係強化などを目的とした交流イベント「BMW SUPPLIER XCHANGE
」を開催した。約210社が出展し、来場者は約1,300人に上った。
メインステージの様子(ジェトロ撮影)
同イベントは2012年から開催されており、女性やマイノリティーが経営する企業などとの関係構築を通じて、サプライチェーンの多様性向上を推進する取り組みの一環だ。加えて、午前には、グローバル経営の意思決定やサプライヤーの競争力強化などをテーマとする計6つのセッションが実施され、サプライヤー育成の側面も重視された。
セッションの様子(ジェトロ撮影)
午後は展示会が開催され、BMWや1次サプライヤー(Tier1)のバイヤーなどが来場した。会場には、スパータンバーグ工場の間接材・非生産財の購買担当(注)との個別面談ブースも設けられ、高い関心を集めた。初出展企業からは、「現時点でBMWとの取引はないが、本イベントを契機に取引につなげたい」との声も聞かれた。
展示会場の様子(ジェトロ撮影)
間接材・非生産財の購買担当との個別面談ブース(ジェトロ撮影)
BMWのロベルト・エンゲルホルン工場長兼最高経営責任者(CEO)は、同社が1994年の操業開始以来、地域社会の一員として多様な社会貢献活動に取り組んできたと強調した。また、同社スパータンバーグ工場では数カ月以内に電気自動車(EV)の生産を開始予定であるほか、2026年末までに同州ウッドラフで高電圧バッテリー組み立て工場の稼働開始も見込むとした(2022年10月20日記事参照)。さらに、2030年までに少なくとも6車種のEVを米国内で生産する計画を示した。
サウスカロライナ州には、ドイツなど外国資本の企業を中心に自動車産業が集積している(2025年8月21日付地域・分析レポート参照)。こうした中、同イベントは、完成車メーカー(OEM)やTier1との接点を提供する場として、同州のサプライチェーン参入を目指す企業にとって重要な機会となっている。
ジェトロは現地でのミッション派遣や展示支援を通じ、在米欧州系自動車メーカーやサプライヤーと日本企業との連携促進に取り組んでいる(2025年11月25日記事、2026年2月17日記事参照)。
(注)人事・コミュニケーション・コンサルティング、塗装工場、品質・再加工・補修部品、ボデー工場、物流、組み立て、情報技術、建設・原材料の計8人の担当者がブースを設けた。
(檀野浩規)
(米国、ドイツ)
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