米ジョージア州の中間選挙予備選、共和党は州知事、連邦上院いずれも決選投票に

(米国)

調査部米州課

2026年05月21日

米国ジョージア州で5月19日、2026年11月の中間選挙の予備選が実施された。州知事選挙の予備選では、民主党は前アトランタ市長のキーシャ・ランス・ボトムズ氏が56.2%の得票率で本選に進む(CNN5月19日、98%開票時)。共和党は予想どおり接戦となり、ドナルド・トランプ大統領が支持するバート・ジョーンズ副知事と2月に立候補を表明した実業家のリック・ジャクソン氏が決選投票に進む。

連邦上院選挙の予備選では、対戦相手がいなかったため民主党現職のジョン・オソフ氏が本選に進む。共和党は決着がつかず、マイク・コリンズ連邦下院議員とデレク・ドゥーリー氏(フットボールコーチ)が決選投票に進む。

連邦下院選挙の共和党予備選挙では、トランプ氏が支持する第9区の現職アンドリュー・クライド氏、第14区の現職クレイ・フラー氏らが本選に進む。

注目のケンタッキー州連邦下院第4区の共和党現職議員が敗退

ケンタッキー州で同日実施された連邦下院選挙第4区の予備選では、共和党現職のトーマス・マッシー氏が敗退した。同氏は、トランプ氏の批判者として予備選を勝ち抜けるか注目されていた。トランプ氏が支持するエド・ガルレイン氏(農家、実業家)が本選に進む。

ルイジアナ州で5月16日に実施された連邦上院選挙の共和党予備選でも、現職のビル・キャシディ氏が敗退した。同氏は2021年のトランプ氏の弾劾裁判で賛成票を投じた共和党議員の1人だ。トランプ氏が有権者にキャシディ氏に投票しないよう呼びかけたとみられる。ジュリア・レトロー氏(連邦下院議員)とジョン・フレミング氏(州財務長官)が決選投票に進むことになった。トランプ氏はレトロー氏を支持している。

民主党は、ジェイミー・デービス氏(農家)とゲイリー・クロケット氏(経営者)の決選投票となる。

また、トランプ氏は5月19日、テキサス州連邦上院選挙の共和党予備選の決選投票(26日)の直前に同州司法長官ケン・パクストン氏を支持すると表明した。パクストン氏は現職のジョン・コーニン氏と対戦する。一部の有権者やアナリストは、パクストン氏の職権乱用や汚職疑惑などで弾劾された過去が、長期的には共和党にとって不利に働く可能性があると警告している(NPR5月19日)。

2026年11月の中間選挙の動向はビジネス短信特集を参照。州知事選の動向は2026年4月22日付地域・分析レポートも参照。

(松岡智恵子)

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