欧州中央銀行、7会合連続で主要政策金利の据え置き決定
(EU、ユーロ圏、ドイツ、中東)
デュッセルドルフ発
2026年05月01日
欧州中央銀行(ECB)は4月30日、ドイツ・フランクフルトで開催した政策理事会で、3つの主要政策金利の据え置きを決定した(プレスリリース
)。預金金利は2.0%、政策金利(主要リファイナンス・オペ金利)は2.15%、限界貸出ファシリティー金利(オーバーナイト貸し出し、翌日返済)は2.4%を維持する。2025年7月から(2025年7月25日記事参照)7会合連続で主要金利は据え置きの金融政策が続いている。
中東情勢はエネルギー価格を急騰させ、ユーロ圏のインフレを押し上げている。ECBはエネルギー価格の高止まりが長引けば長引くほど、また間接的・二次的な影響も含めて価格高騰の規模が大きければ大きいほど、中期的なインフレ上昇への影響が大きくなる可能性が高いとした。しかし現時点での予測では、長期的なインフレ率は安定しているとした。また、中東情勢は景況感の悪化も招いているが、ここ数四半期のユーロ圏の経済は堅調さを維持していると分析している。
ECBのクリスティーヌ・ラガルド総裁は記者会見で、今後も状況を慎重に注視し、経済と金融データや金融政策の効果などを踏まえた評価に基づいて、会合ごとに適切な金融政策スタンスを判断していく方針を示した。
次回の金融政策理事会は2026年6月10~11日を予定している。
(マリナ・プタキドウ、櫻澤健吾)
(EU、ユーロ圏、ドイツ、中東)
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