トヨタ、エジプトで電気自動車市場に参入
(エジプト、日本)
カイロ発
2026年05月26日
トヨタエジプトグループ(TEG)は、エジプトにおいて「トヨタbZ4X」および「レクサスRZ」の2種類の電気自動車(EV)を発売すると発表した。トヨタがエジプトでEVを販売するのはこれが初めてとしている。
エジプト市場に導入された「レクサスRZ」(ジェトロ撮影)
5月13日に大エジプト博物館(GEM)で開催された新車発表セレモニーで、トヨタエジプトグループのアフメド・モンセフ最高経営責任者(CEO)は「日本のノウハウが、当社の電気自動車の精密さ・品質・技術革新における差別化の基盤だ」と強調した。特に「トヨタbZ4X」にはトヨタとパナソニックが共同開発・製造した高性能バッテリーを搭載しており、国際調和排ガス・燃費試験方法(WLTP)基準で最大567キロメートルの航続距離を実現したという。急速充電(DC、直流)に対応し30分以内で充電可能である上、普通充電(AC、交流)でも4時間半で20%から80%まで充電可能だ。
エジプト政府は石油製品輸入コスト削減のため、EVの導入拡大を目指している(2026年5月18日記事参照)。EVは輸入関税が免除される一方、ガソリン車には救急など一部用途を除き30~135%の関税が課されるため、EVは価格優位性を有する。「トヨタbZ4X」は220万エジプト・ポンド(約660万円、EGP、1EGP=約3.0円)から、「レクサスRZ」は350万EGPからの価格で販売され、ガソリン車の輸入スポーツ用多目的車(SUV)の市場価格より低く設定されている。
(塩川裕子)
(エジプト、日本)
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