飲料容器のデポジット額が1本20ペンスに決定、ウェールズのみ未定

(英国)

ロンドン発

2026年04月28日

英国のイングランド、スコットランド、北アイルランドの飲料容器デポジット制度の管理団体エクスチェンジ・フォー・チェンジは4月23日、2027年10月に開始される同制度のデポジット額を一律で20ペンス(約43円、1ペンス=約2.15円)に設定すると発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。

対象となるのは、150ミリリットルから3リットルまでのPETボトル、スチール缶、アルミ缶の使い捨て飲料容器で、飲料購入時にデポジットとして1本につき20ペンスが上乗せされる。使用後に容器を返却すれば、このデポジットが返金される。

英国コンビニエンスストア協会は同日コメントを発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますし、制度運用の詳細について前進がみられると歓迎しつつ、小売業者に支払われる取り扱い手数料の率など重要な点が依然として不透明だと指摘した。

対象容器には、ガイダンス外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますに沿ってデポジット制度のロゴやバーコードを表示する必要があり、英国で商品を販売する飲料メーカーや輸入業者は、2027年10月に向けてラベル変更の準備が必要だ。

デポジット制度の管理団体が決まらず

ウェールズについては、ガラス瓶も対象に含める独自の飲料容器デポジット制度を導入する方針が決定している(2026年2月16日記事参照)。一方で、同制度の管理団体についてはいまだ決定していない。4月初めには、エクスチェンジ・フォー・チェンジの申請が却下され、現在6月2日まで再公募が行われている。エクスチェンジ・フォー・チェンジは声明外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますの中で、「英国全土を統括する単一の制度管理団体を設けることが、誰にとってもシンプルでわかりやすく便利な制度を実現する最善な方法だ」と主張している。

その上で、「申請書の中で、ウェールズの制度には重大な課題があると明確に述べたが、同時に、それらを克服するための実践的かつ効果的な方法を提案したと考えている」とし、ウェールズのデポジット制度管理団体に再申請する意向を示している。

(林伸光)

(英国)

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