ニュージーランドの第4四半期GDP成長率は前期比0.2%、減速もプラスを維持
(ニュージーランド)
シドニー発
2026年04月06日
ニュージーランド統計局は3月19日、2025年第4四半期(10~12月)の実質GDP成長率が前期比0.2%(注)だったと発表した。前期(2025年12月24日記事参照)から伸び率は鈍化したものの、プラス成長を維持した。また、前年同期比も0.2%となった。ニュージーランド統計局は、GDPが直近4四半期のうち3四半期で増加し、2024年9月期以降で初めて、前年同期比でもプラス成長を記録したと説明した。
需要項目別にみると、家計向けの医療用品・サービスの増加により、政府最終消費支出は前期比2.5%増加した。一方、総固定資本形成は、工場・機械・設備および輸送機器への支出減少により2.2%減少した。また、財・サービスの輸入は、中間財の輸入増加を受けて1.0%増加した。
産業別にみると、全16業種中12業種がプラス成長となった(添付資料表参照)。金融・保険サービスが前期比1.5%増加したほか、宿泊需要の増加や医薬品など小売販売の拡大を背景に小売・宿泊業は1.3%増だった。不動産・賃貸サービスは0.8%増となり、リース関連サービスや非住宅用不動産の運営が寄与した。一方、建設業は1.4%減となり、建設サービスおよび非住宅建設の減少が影響した。
ニコラ・ウィリス財務相は、3月19日発表の声明で、2025年はGDPの変動が大きかったものの、後半にかけて経済は持ち直し、年後半の6カ月間で1.1%の成長を記録したと述べた。その上で、「中東情勢の影響など不確実性はあるものの、インフレや高金利が重しとなっていた過去数年と比べて経済はより強い基盤にあり、2026年も成長が続く見通しだ」との認識を示した。
(注)全て季節調整済みの数字。
(ストーリー愛子)
(ニュージーランド)
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