日系スタートアップのテラチャージ、インドネシア大手商業施設にEV充電設備を設置
(インドネシア、日本)
イノベーション部エコシステム課
2026年04月09日
日系スタートアップのTerra Chargeは3月上旬、インドネシアの大手商業施設オペレーターであるリッポーモール(LippoMalls)が運営する商業施設スナヤンパークにEV(電気自動車)充電設備を設置した。同社は2024年からインドネシアで事業を開始し、充電設備の設置、保守、点検、カスタマーコールセンターの運営など、EV充電に関する一連のサービスを提供している。同社の鈴木剛マネージングダイレクターは3月23日、ジェトロのインタビューに対し、今回の導入を皮切りに、リッポーモールが運営する他の商業施設にも順次EV充電設備を設置する方針を明らかにした。
スナヤンパークに導入されたEV充電設備(リッポーモール提供)
リッポーモールは、インドネシアの財閥系企業リッポーグループ傘下で、同国全土に70の商業施設を運営する、インドネシア最大級の商業施設オペレーターだ。スナヤンパークのモールディレクター兼リッポーモールのビジネスデベロップメント責任者であるジョセフ・ルンバントビン氏は4月1日、ジェトロのインタビューに対し、「日本を代表するEV充電インフラ企業であるテラチャージと連携できることを光栄に思う。今回を契機に、リッポーモールが運営する他の商業施設に加え、リッポーグループの他事業体との連携にも発展し、環境に優しく持続可能な未来を支えていくことを期待している」と述べ、今後の連携拡大に期待を示した。今回のテラチャージとリッポーモールの提携は、ジェトロが仲介した。
ジャカルタの一部幹線道路では、交通渋滞の緩和や大気汚染の低減を目的に、奇数偶数規制(注)が適用されているが、EVはこの規制の対象外となっている。また、2025年通年の自動車販売台数に占めるBEV(バッテリー式電気自動車)の割合は12.9%となるなど、EVの存在感が高まっている(2026年1月27日記事参照)。
(注)ジャカルタ首都圏などでは、渋滞対策の一環として、混雑する時間帯にナンバープレート下1桁が奇数か偶数かによって、主要道路の通行可否を定める制度が導入されている。
(平松耕介)
(インドネシア、日本)
ビジネス短信 9b2eeca458fc48e6





閉じる