2025年の新車販売台数は前年比7.2%減、12月のBEV販売は単月で過去最多
(インドネシア)
ジャカルタ発
2026年01月27日
インドネシア自動車製造業者協会(ガイキンド)は1月13日、2025年12月の自動車販売台数などのデータを発表した。
2025年12月の新車販売台数(卸売ベース)は、9万4,093台だった(添付資料表1参照)。前月を約2万台上回り、月間販売台数で過去最多だった。2025年通年(1~12月)の合計は前年比7.2%減の80万3,679台だった。内訳は、乗用車が63万5,379台(前年比5.6%減)、商用車が16万8,300台(同12.7%減)だった。2025年の生産台数は前年比4.1%減の114万7,600台だった。
ブランド別の通年販売台数は、トヨタ自動車が25万431台(シェア31.2%)で首位を維持し、次いでダイハツが13万677台(16.3%)、三菱自動車が7万1,781台(8.9%)と続いた(添付資料表2参照)。中国のBYDが4万6,711台(5.8%)で6位につけるなど、引き続き勢いを見せた。2025年末に輸入BEVへの税制優遇制度(2025年2月26日記事参照)が終了したことから、駆け込み需要につながったとみられる。
燃料別の通年販売台数では、ガソリン車が45万5,948台(シェア56.7%)と最多だが、バッテリー式電気自動車(BEV)が10万3,930台に達し、全体の12.9%を占めた(添付資料表3参照)。ディーゼル車が17万3,240台(21.6%)、ハイブリッド車(HEV)が6万5,323台(8.1%)、プラグインハイブリッド車(PHEV)が5,235台(0.7%)と続いた。BEVの月間販売台数は1~11月では平均約7,500台だったが12月は2万1,820台となり、単月で過去最多を記録した。
BEVのブランド別通年販売台数では、BYDが4万6,711台で首位となり、次いで上汽通用五菱汽車(ウーリン)が1万2,710台、ベトナムのビンファストが1万885台だった(添付資料表4参照)。
年間販売台数の前年割れが続く中、トヨタ自動車インドネシアのボブ・アダム副社長は「現在、工場稼働率が約50%まで低下し、損益分岐点に達する危機的水準にある」と述べた(「ビスニス」1月13日)。また、インドネシア大学経済社会研究所(LPEM)によれば、新車市場は80万台強で推移する一方、2024年の中古車販売台数は180万台に達する。ガイキンドのプトゥ・ジュリ・アルディカ会長は、「業界活性化のための効果的な刺激策が緊急に必要だ」と述べた。
(大滝泰史)
(インドネシア)
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