JFEエンジニアリング、インド廃棄物発電事業に参画

(インド、日本)

チェンナイ発

2026年04月17日

JFEエンジニアリングは4月10日、廃棄物処理・発電事業会社カダパ・リニュー・エナジー(以下、カダパ)とクルヌール・リニュー・エナジー(以下、クルヌール)へそれぞれ25%出資し、コンセッション事業(注)に参入すると発表した。カダパとクルヌールは、インドの大手廃棄物処理会社アントニー・ウェイスト・ハンドリング・セル(以下、AWHCL)の子会社で、今回の出資は日本の建設・エンジニアリング会社がインドの廃棄物発電事業へ直接投資・事業参画する初めてのケースとなる。

JFEエンジニアリングとAWHCLは、出資先である2社を通じ、アンドラ・プラデシュ(AP)州営公社であるスワッチ・アンドラ(SAC)などとの間で、20年間の廃棄物処理コンセッション契約を締結した。この契約に基づき、2026/2027年度(2026年4月~2027年3月)より2つの廃棄物発電プラントの設計・建設が開始され、2028/2029年度に完成・運転開始を予定している。発電された電力は、AP州南部配電会社に売電される予定だ。

4月8日に記者会見を行ったSACのコマレッディ・パッタビ・ラム会長は、「AP州は107カ所の新たな廃棄物処理センターと6カ所の廃棄物発電施設がある。農村部では有機農業が促進され、また都市自治体へのリサイクル事業者誘致も期待できる」と述べている。

AWHCLによれば、JFEエンジニアリングはカダパとクルヌールに合計7億5,000万円を投資する。現地では、今回の投資がインドの重点分野への日本からの投資額を10兆円とすることを目標とする「日印共同ビジョン2025」の枠組み(2025年9月10日記事参照)にも沿った動きとして紹介されている(4月9日「ビジネス・スタンダード」)。

(注)コンセッションとは、政府または地方自治体が土地や建物の所有権を保持したまま、公共インフラの資金調達、建設、運営・維持管理を一定期間、民間企業に委託する方式のことを指す。

(田村健)

(インド、日本)

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