ペルー大統領選は決選投票の見込み、ケイコ・フジモリ氏が有力

(ペルー)

リマ発

2026年04月14日

ペルーの総選挙は4月12日に投票が行われたが、投票所の一部で投票受付が遅れる、もしくは投票できない事態が相次いだ(2026年4月13日記事参照)。これを受けて独立機関であるペルー選挙審議会(JNE)は全国選挙管理委員会(ONPE)に対し、投票ができなかったリマ首都圏にある投票所13カ所、有権者5万2,251人を対象として4月13日にあらためて選挙を実施することを命じた(JNE4月12日付決議PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます))。過去に例のない2日間にわたる投票でONPEによる集計作業に時間がかかることが予想される。4月13日も投票日となり、政党による選挙活動が禁じられた。反対運動やデモなどの動きはみられない。

今回の大統領選挙には36人が立候補の届け出を行ったが、そのうちの1人が山岳地帯で選挙運動中に交通事故で死亡し、35人で争われている。複数の調査機関による出口調査によると、過半数の票を確保できる候補者はおらず、上位2人による決選投票となる見込みだ。

決選投票に進む候補者として、2024年9月に亡くなった故アルベルト・フジモリ元大統領の長女ケイコ・フジモリ氏が有力視されている。ケイコ氏の立候補は4回目で、これまでの3回はいずれも決選投票まで進んでいるが、当選していない。父親が亡くなって初めての選挙を迎え、4月12日の投票日早朝には家族とともに墓参りをした。その様子を地元の各テレビ局が生中継するなど、立候補者が乱立する今回の選挙でも注目を集めている。

決選投票のもう1人の枠については混戦模様で予想が難しく、ONPEによる今後の集計作業に注目が集まる。決選投票が実施される場合、投票日は6月7日になる。

(石田達也)

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