ラフマン外相がインド訪問、バングラデシュ人へのビザ発給制限緩和へ
(バングラデシュ、インド)
調査部アジア大洋州課
2026年04月13日
バングラデシュのカリルール・ラフマン外相は4月8日、インドを訪問し、スブラマンヤム・ジャイシャンカール外相と面会した。今回のラフマン外相の訪印は、2月に発足したバングラデシュ民族主義党(BNP)政権で初の閣僚級訪問となった。
面会後、インド外務省は「BNP政権と建設的な関係性を築き、2国間関係をさらに強化したい」との意向を表明した旨を発表し、ジャイシャンカール外相も自身のX(旧Twitter)で「今後も緊密に連絡を取り合うことで合意した」とコメントしている。
報道によれば、バングラデシュ側は、バングラデシュ国際犯罪法廷(ICTB)で死刑判決が下されたシェイク・ハシナ前首相とアサドゥザマン・カーン・カマル前内務相の身柄の引き渡しを求めた(2025年11月19日記事参照)ものの、インド側からは反応はなかったとされる(4月9日「ザ・デイリー・スター」)。一方で、これまで制限されていたバングラデシュ人のインド渡航に対するビザ発給については、インド側が今後数週間のうちに医療ビザとビジネスビザについて発給を緩和することを保証した(4月8日「エコノミック・タイムズ」)。
バングラデシュとインドの2国間関係は、2024年8月以降緊張状態が続いていた。2025年12月には、バングラデシュ政府はインド人に対するビザ発給を停止したが、新政権発足後の2026年2月に撤回した。今回の外相訪問を機に、両国間のさらなる関係改善が見込まれる。
(深津佑野)
(バングラデシュ、インド)
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