2026年度国家予算が68兆3,230億ナイラで成立
(ナイジェリア)
ラゴス発
2026年04月23日
ボラ・ティヌブ大統領の承認により、2026年度(1~12月)のナイジェリア国家予算が4月17日に成立した。「結実・回復力(レジリエンス)の再生・共有された繁栄のための予算」として、68兆3,230億ナイラ(約7兆9,391億円、1ナイラ=約0.1162円)を計上し、前年度比24.2%増となった(2025年3月7日記事参照)。2025年12月時点では、国家予算案は58兆4,700億ナイラで議会に提出されていたが、審議を経て増額された。
本予算は、重要なレガシー・コミットメントに対応するために、大統領の要請を受け策定されたもので、運輸および保健分野の開発加速、司法制度への財政支援および未解決の国家的債務への対応が含まれている。
68兆3,230億ナイラの主な内訳および各項目が予算総額に占める割合は次のとおり(注)。
- 法定移転:4兆7,990億ナイラ(約7.0%)
- 債務返済:15兆8,000億ナイラ(約23.1%)
- 経常支出:15兆4,000億ナイラ(約22.5%)
- 開発基金のための資本的支出:32兆2,000億ナイラ(約47.1%)
今回の予算措置では、完成済み工事に対する請負業者や開発業者への支払いのために5兆7,100億ナイラが計上された。その一方で、未完成のインフラ工事などの完成のために、2025年度予算の資本的支出について、その執行期限を2026年3月31日から、同年6月30日まで延長した。
複数の現地報道によれば、今回の予算承認にあたり、議会は原油価格を1バレル60ドル、国内原油生産量を日量180万バレル、為替レートは1ドル=1,512ナイラ、インフレ率は16.5%(±2%)、2026年の実質GDP成長率は4.68%と想定した。
(注)「法定移転」は、憲法や法律で定められた支出で、国家制度(国会、裁判所、会計検査院、選挙管理委員会などの独立機関)を維持するための固定費。「債務返済」は、国債や外国借款など、過去の借り入れに対する利払い・返済。「経常支出」は、政府が日々機能するための運営費。「資本的支出」は、インフラ・開発プロジェクトに使われる投資的収支。
(奥貴史)
(ナイジェリア)
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