トランプ米大統領の支持率は38%で横ばい、イランとの停戦を63%が支持、世論調査

(米国、イラン)

調査部米州課

2026年04月15日

経済誌「エコノミスト」と調査会社ユーガブは4月14日、トランプ政権などに関する世論調査結果(注1)を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。ドナルド・トランプ大統領の支持率は前週から変わらず38%となった(2026年4月8日記事参照)。不支持率は56%で、純支持率(支持率と不支持率との差)はマイナス18ポイントと低迷が続く。

高齢(79歳)のトランプ氏の健康状態が危惧されており、「認知的機能が低下している」が48%(著しく低下35%、軽度に低下13%)、「身体的機能が低下している」が51%(著しく低下29%、軽度に低下22%)と、約半数がトランプ氏の機能は低下としている。

他方、トランプ氏が大統領になるには「高齢過ぎる」と48%が回答したが、「高齢過ぎない」と40%が回答し、意見が分かれた。

米国とイランの2週間の停戦については、63%が支持する。支持政党別では、共和党支持者の80%、無党派層の56%、民主党支持者の55%が支持する結果となった。

イラン攻撃への支持率は32%(不支持率55%)と過去1カ月でほとんど変化していない。民主党支持者、無党派層、共和党支持者においては、ほぼ横ばいとなっている。他方、MAGA(注2)共和党支持者は、3月中旬の80%から4月中旬には83%と上昇している。MAGA以外の共和党支持者では、支持率が上昇と下降を繰り返しており、定まらない状況だ。

トランプ大統領のイラン情勢対応への不支持は6割超

CBSニュースが4月に実施した世論調査外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(注)によれば、トランプ氏のイラン情勢への対応への不支持率は64%と3月の調査時(62%)から2ポイント上昇した。

イラン情勢について、米国民にとって最も重要な事項として、「ホルムズ海峡の再開と石油アクセス確保」(87%)、「イラン国民の安全と自由の保障」(81%)、「イランの他国への脅威を阻止する」(76%)、「イランの核開発計画の永久停止」(76%)を大多数が挙げている。

イラン情勢が米国民にとって悪い方向に進んでいると59%が回答し、良い方向(41%)を上回った。

ガソリン価格の高騰については、「経済的困難」と51%が回答した。「困難ではないが、不具合」が28%、「影響なし」が8%だった。

米国の現在の経済状況が「悪い」と63%が回答し、その判断材料として、食品やサービスの価格(88%)、ガソリン価格(78%)を大多数が挙げている。

(注1)実施時期は2026年4月10~13日。対象者は全米の成人1,748人。

(注2)「米国を再び偉大に(Make America Great Again)」の略称で、もともとトランプ氏の選挙キャンペーンのスローガンだが、トランプ氏の支持者を表現する際にも用いられる。

(注3)実施時期は2026年4月8~10日。対象者は全米の成人2,387人。

(松岡智恵子)

(米国、イラン)

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