最低賃金引き上げ、7月から月額8,000エジプト・ポンドに

(エジプト)

カイロ発

2026年04月08日

エジプトのムスタファ・マドブーリー首相は4月1日の記者会見で、7月から民間企業労働者の月額最低賃金を1,000エジプト・ポンド(約3,000円、EGP、1EGP=約3.0円)引き上げると表明した。引き上げ後の最低賃金は8,000EGPとなる。最低賃金の引き上げは2025年3月以来(2025年2月14日記事参照)。

エジプトでは2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻開始後、高インフレが続いていたが、金融引き締め政策などが奏功し、2026年2月に実施されたIMFのレビューではインフレ緩和が評価された。ただ、実際の同年2月のインフレ率は13.4%と上昇に転じた(添付資料表、図1参照)。さらに今回の中東情勢の影響で燃料価格が引き上げられ(2026年3月16日記事参照)、為替レートも3月31日には1ドル=約54.6EGPまで下落しており(添付資料図2参照)、再びインフレが進行する兆しがある。

(塩川裕子)

(エジプト)

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