米ウーバー・テクノロジーズ、ロサンゼルスでミニバンを活用した自動運転の実験開始

(米国)

ロサンゼルス発

2026年04月23日

米国大手ライドシェアのウーバー・テクノロジーズは4月8日、ロサンゼルスで自動運転の電動ミニバン「ID.Buzz」(注1)を用いた公道での実証実験を開始したと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。フォルクスワーゲン(VW)グループ傘下の自動運転モビリティー企業モイア(注2)と提携し行われる。

モイアはこの実証実験で自動運転に対応できる6人乗りのミニバンを100台以上に順次拡大していく計画だ。実証実験中は安全確保と技術検証を目的とし、オペレーターが同乗する。ウーバーによる従来の配車プラットフォームを活用し、2026年後半にサービスを開始する予定。

ウーバーの自動運転モビリティー&デリバリー部門のグローバル責任者であるサーフラズ・マレディア氏は「今回の発表は、モイアとともに自動運転による配車サービスを本格的に立ち上げる準備を進めるわれわれにとって、極めて重要な前進となる」と述べた。また、ロサンゼルスでの実証実験の開始について「VWの象徴的なID.Buzzに、モイアの先進的な自動運転技術を加えてウーバーのグローバルプラットフォームを組み合わせたサービスをより多くのロサンゼルスの利用者に提供するほか、将来的には世界中の都市において自動運転による配車サービスを提供するための基盤を構築する」と説明する。ロサンゼルスはバスや地下鉄など、公共交通手段が乏しく、他の都市に比べて移動に自動車の必要性が高いことから、配車サービスのニーズが高いとされている。

ウーバーは近年、自動運転の配車サービスを提供するウェイモ(2024年9月26日記事参照)と提携しているほか、車両ではリビアン、ルーシッド、ニューロなど複数の自動運転・電気自動車(EV)を開発・販売する企業との提携を拡大しており、自動運転の配車サービス事業に本格的に注力する。

(注1)米国では2017年にコンセプトカーとして初公開され、量産モデルは2024年より市場に投入されている。

(注2)2026年初頭に社名を「Volkswagen ADMT」から、「MOIA America」へ変更した。

(サチエ・ヴァメーレン)

(米国)

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