米カリフォルニア州知事選の予備選挙、民主・共和両党候補が競る、世論調査
(米国)
調査部米州課
2026年03月12日
マサチューセッツ州ボストンのエマーソン大学は3月11日、3月上旬に実施したカリフォルニア(CA)州知事選挙の予備選挙の世論調査結果(注1)を発表
した。州知事選予備選を想定した問いでは、民主党のエリック・スウォルウェルCA州連邦下院議員の支持率が17%でリードした。共和党のスティーブ・ヒルトン氏(保守系コメンテーター)が13%、共和党のチャド・ビアンコ氏(同州リバーサイド郡保安官)と民主党のトム・ステイヤー氏(資産家)が同率の11%で続いた。25%は「未定」としている。
一方、CA大学バークレー校が2~3月に実施した世論調査(注2)によれば、同様の問いで、共和党のヒルトン氏が19%でリードした。民主党のステイヤー氏(13%)に、スウォルウェル氏、ケイティ・ポーター氏(元連邦下院議員)、共和党のビアンコ氏が同率の11%で続いた。17%は「未定」だった。
同校の政治学教授で世論調査の共同責任者であるジャック・シトリン氏は、「もしヒルトン氏が共和党内でビアンコ氏から票を奪い始めれば、(共和党)勝利の可能性は低くなるだろう」と述べた。同州では、民主党の勢力が強いため、共和党にとっては、ヒルトン氏とビアンコ氏が共和党票をほぼ均等に分け合い、(予備選では)両者が上位2人となって、11月の本選挙に進むことが最も望ましいという(政治専門紙「ポリティコ」3月11日)。
メーン州連邦上院選で、進歩派民主党候補のリード続く
調査会社カンタス・インサイツが3月上旬に実施した世論調査
(注3)によれば、2月の世論調査(2026年2月25日記事参照)に続き、メーン州連邦上院選挙を想定した問いで、民主党の進歩派グラハム・プラトナー氏(カキ養殖業者)の支持率が48.6%と共和党の現職スーザン・コリンズ氏(41.8%)を上回った。コリンズ氏と民主党のジャネット・ミルズ同州知事の対戦では、コリンズ氏が44.6%とミルズ氏(43.0%)を上回った。
民主党予備選を想定した問いでは、プラトナー氏が43.3%とミルズ氏(38.0%)を上回った。
プラトナー氏がこの段階でリードしているのは、同氏の州全体での知名度が低いため、反対勢力が確立されてない可能性があると同時に、ミルズ氏への支持をちゅうちょする有権者の中には、プラトナー氏支持に前向きになっている者もいることを示唆しているという。選挙の行方は、本選挙でプラトナー氏がどう評価されるか、また、コリンズ氏を支えてきた無党派層の支持を統合できるかどうかにかかっていると分析する。
(注1)実施時期は2026年3月7~9日。対象者はCA州の投票予定者1,000人。
(注2)実施時期は2026年2月25日~3月3日。対象者はCA州の登録有権者1,004人。
(注3)実施時期は2026年3月3~5日。対象者はメーン州の投票予定者800人。
(松岡智恵子)
(米国)
ビジネス短信 f73893945e21246b






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