政策金利を26.5%に引き下げ、コリドーは引き締めを継続
(ナイジェリア)
ラゴス発
2026年03月17日
ナイジェリア中央銀行(CBN)は2月23、24日に金融政策委員会(MPC)を開催し、政策金利(MPR)を27.0%から26.5%に引き下げた(2025年12月3日記事参照)。そのほかの指標は、据え置いた。今回発表した決定は次のとおり。
- 政策金利を26.5%に引き下げ
- コリドーの上限と下限を+50/-450ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)のまま維持(注)
- 預金準備率(CRR)を商業銀行は45%、マーチャントバンク(国際金融業者)は16%、政府関連の公的部門預金は75%に据え置き
- 流動性比率(LR)30%に据え置き
MPCは、1月のヘッドラインインフレ率が11カ月連続で減速していること、外国為替の安定、主食を中心とした食料供給が改善していることなどを踏まえ、今後もインフレ率低下の傾向が続くと判断した。その一方で、2027年2月の大統領選挙(2026年2月18日記事参照)を見据えた選挙関連支出など、財政支出の増加により、インフレ再加速のリスクとなり得る点にも言及した。
今回の決定を受け、ラゴス商工会議所は2月24日、政策金利の引き下げを歓迎するとともに、インフレ率が11カ月連続で低下し、2026年1月に15.1%となった点を評価した。一方で、政策金利は依然として高水準にあり、他の指標は据え置かれ流動性が引き締められたままであるため、民間企業セクターには、引き続き実質的な金融コストの軽減が求められると指摘した。今回の措置は民間セクターに対する重要な自信回復のシグナルとなるとの期待を示した。
次回のMPCは、2026年5月19、20日に開催の予定だ。
(注)CBNが商業銀行に提供する貸出金利と預入金利の範囲を示す。コリドーの上限(貸出金利)が+50bpで27.0%(26.5%+0.5%)、下限(預入金利)が-450bpで22.0%(26.5%-4.5%)。
(奥貴史)
(ナイジェリア)
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