輸出解禁から2シーズン目、フィリピンで日本産イチゴのプロモーションを実施
(フィリピン、日本)
マニラ発
2026年03月02日
ジェトロでは、フィリピンにおける日本産イチゴのプロモーション事業(注1)を実施している。2月6日から17日にかけて、マニラ首都圏の三越BGC(2025年7月29日記事参照)内にある複数のカフェ・レストランで日本産イチゴを用いた特別メニューを注文した顧客を対象に、レシートと引き換え日本産イチゴを使ったデザートを無料で提供するキャンペーンを実施した。
The Matcha Tokyoとのコラボ商品(ジェトロ撮影)
10日には、メディア向けのプロモーションイベントを同モール内の日本食レストラン「一本槍」で主催し、在フィリピン日本大使館の遠藤和也大使や、フィリピン人インフルエンサーらが参加した。
同イベント内では、日本側の生産・輸出者であるJAS代表取締役の寺川広貴氏と、フィリピン側の輸入・販売者であるサワダ・イチゴ・カフェオーナーの澤田和也氏がプレゼンテーションを行った。寺川氏は、航空輸送に耐えうる徹底した品質管理体制を構築する難しさや、高額な輸送コストについて触れた上で、世界でも最高品質といえる日本産イチゴを、一部の富裕層だけではなく、より多くのフィリピン人に日常的に味わってもらいたいと述べた。加えて、フィリピンでイチゴが販売されることを喜ぶ生産者の声、そして購入者からの声を双方に届けることも自身の役割だと語った。
また、澤田氏は「イチゴは非常に繊細であり、フィリピンのような高温な気候の国では、厳格な品質管理体制と信頼性の高いコールドチェーンが欠かせない。日本産イチゴの高品質とおいしさを、自信を持って広く発信していきたい」と語った。来場者からは、イチゴのおいしさを長く保つための方法についての質問なども寄せられた。
澤田氏(左)と寺川氏(右)(ジェトロ撮影)
17日には、三越BGC内のミツコシ・フレッシュ(注2)において、来場者向けに無料の試食イベントを開催した。同イベントでは、紅ほっぺ(千葉県)、あまりん(埼玉県)、やよいひめ(群馬県)の3種類のイチゴを提供し、味の違いについて紹介した。実際に試食した来場者からは「同じイチゴであっても、品種によってこんなに味が違うことに驚いた」といった声が寄せられた。
試食イベントで提供したイチゴ3種(ジェトロ撮影)
今シーズン(注3)は日系小売店に加え、現地の高級スーパーマーケット「マーケットプレイス」でも日本産イチゴの販売を開始しており、翌週の入荷を待たずに売り切れる状況だ。2026年2月末から3月初旬にかけての週末に、マーケットプレイスでも試食イベントを実施予定だ。
(注1)ジェトロ・マニラ事務所の公式フェイスブックやインスタグラムで発信中。
(注2)ミツコシ・フレッシュは、三越BGC内にあるスーパーマーケット。ミツコシフェデラルリテールが運営する直営店で、日本産食品が多数販売されている。
(注3)日本産イチゴ生果実のフィリピンへの輸出は2024年12月に解禁され、2025年2月に初めて輸出された。詳細は、2024年12月20日記事、2025年2月19日記事参照のこと。
(笠間彩、杉山咲)
(フィリピン、日本)
ビジネス短信 bb6564957658629f






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