米6州の州知事選挙の勝敗予想、民主党優位に
(米国)
調査部米州課
2026年03月23日
米国バージニア大学政治研究センターの選挙予想「サバトのクリスタル・ボール」(以下、サバト)は3月19日、米国の6州で11月に行われる州知事選の勝敗予想を民主党優位に変更した(注1)。詳細は次のとおり。
- アリゾナ州:「接戦」から民主党にとって「やや優勢」
- ジョージア州:共和党にとって「やや優勢」から「接戦」
- ミネソタ州:民主党にとって「かなり優勢」から「当選確実」
- ニューヨーク州:民主党にとって「かなり優勢」から「当選確実」
- オハイオ州:共和党にとって「かなり優勢」から「やや優勢」
- ロードアイランド州:民主党にとって「かなり優勢」から「当選確実」
現在、全米50州の知事の所属政党の内訳は共和党26州、民主党24州だ。
サバトのカイル・コンディック氏とJ・マイルズ・コールマン氏は、「民主党は2010年の大統領選以来達成していない、全米の知事の過半数を確保するチャンスを手にしているが、その道のりは険しい」と分析する(議会専門紙「ザ・ヒル」3月19日)。
ジョージア州では、今期で任期満了で退任する共和党のブライアン・ケンプ知事(共和党)の空席を巡る選挙となり、民主党にとって獲得のチャンスという。また、オハイオ州では、3月の世論調査(注2)で州知事選を想定した問いで、民主党の主要候補エイミー・アクトン氏(医師)が支持率で共和党の主要候補ビベク・ラマスワミ氏(実業家)をわずかに上回った。
カリフォルニア州知事選で民主党候補の本選進出が危ぶまれる
民主党の牙城といわれるカリフォルニア(CA)州で、民主党候補者が11月の本選に進出できないのではと危惧されている。同州では、予備選挙の上位2人が本選に進む。
民主党からは8人が立候補しているが、明確な有力候補がいないため、民主党の票が多くの候補者に分散し、通常は民主党支持率が約60%であるCA州で、共和党候補2人が本選挙に進出する可能性は十分あるという(「フェア・ボート」3月16日)。
各種世論調査でも、州知事選は混戦の様相を呈している(2026年3月12日記事参照)。CA大学バークレー校が3月に実施した世論調査(注3)によれば、CA州知事選予備選を想定した問いで、民主党候補を抑え、共和党のスティーブ・ヒルトン氏(保守系コメンテーター)、チャド・ビアンコ氏(同州リバーサイド郡保安官)が支持率17%、16%で上位を占めた。
(注1)選挙予想格付けは、(当選)確実、かなり優勢、やや優勢、接戦の順となる。
(注2)カンタス・インサイツが2026年3月13~14日、オハイオ州の投票予定者809人に対して実施。アクトン氏の支持率は46%、ラマスワミ氏は45%。
(注3)実施時期は2026年3月9~15日。対象者はCA州の登録有権者5,019人。
(松岡智恵子)
(米国)
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