大阪府のミッション団、タミル・ナドゥ州のジョブフェアでインド人材採用に意欲

(日本、インド)

大阪本部ビジネス情報課

2026年03月05日

大阪府は、商工労働部成長産業振興室長を団長とするミッションを224日、インド南部タミル・ナドゥ(TN)州チェンナイに派遣した。大阪府はTN州と経済・人材交流の促進に関する覚書を締結しており、その取り組みの一環として本ミッションが企画された。期間中には、チェンナイ工科大学とインド人材の送出機関の日本エデュテック(本社:神奈川県)がそれぞれ主催した2つのジョブフェアが開催された。ジェトロの高度外国人材活躍推進コーディネーターによる伴走型支援の対象企業である、石原産業、千代田空調機器、マルイを含む、大阪府内企業6社が参加した。

22日にチェンナイ工科大学で開催されたジョブフェアでは、参加企業と学生の交流が行われた(2026年2月12日記事参照)。石原産業インド拠点推進部長の黒田健二氏は、121日にジェトロが実施したイベント「Talent for Japan Contest」で同社に関心を持った学生がこのジョブフェアにも参加していたことから、「日本企業、とりわけ当社に対する関心の高さを再認識した。ジェトロ事業を通じた積極的な取り組みにより、当社のインドでの認知が向上していることを実感した」と語った(ヒアリング日:22日)。

写真 チェンナイ工科大学での交流会の様子(ジェトロ撮影)

チェンナイ工科大学での交流会の様子(ジェトロ撮影)

同ミッションは23日にTN州政府投資促進機関ガイダンスを訪問し、大阪府および参加企業と州政府との意見交換を実施した。同機関は「大阪府企業のニーズに合わせたさまざまなサポートが可能だ。人材についても、どのようなスキルを持った人材が必要か教えてほしい」と述べた(ヒアリング日:23日)。

同日には、日本エデュテック主催のジョブフェアが開催され、約50人が参加した。同社は、日本企業への就職を希望するインド人材に対して日本語・日本文化教育を行い、人材の育成および送り出しを行っている。対象とする人材は特定技能や技能実習が中心だが、同日は同社のネットワークにより、工科大学を含む周辺大学の学生の参加も多くあった。

写真 日本エデュテック主催ジョブフェアの様子(ジェトロ撮影)

日本エデュテック主催ジョブフェアの様子(ジェトロ撮影)

2日間のジョブフェアに参加した千代田空調機器は、「モチベーションが高く、意欲的な人材が多かった」と評価した(ヒアリング日:2月3日)。マルイは、「インド人材と接する初めての機会だったが、インド南部の人材は総じて真面目で温厚な印象。日本の企業文化にも適合するのではないか」と述べ、具体的な採用計画に意欲を示した(ヒアリング日:2月3日)。

(小山慶祥)

(日本、インド)

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